女性の主体的な「避妊交渉」を後押ししようと、東北芸工大(山形市)企画構想学科4年の早坂緋奈乃さん(22)=仙台市青葉区=が、女性も手に取りやすいコンドームを開発した。パートナーらへの「渡しやすさ」を重視したといい、「避妊について相手に伝える助けになればいい」と願う。
商品は早坂さんの卒業制作で、2種類。ダイヤの形のシールが付属の「comamo(コマモ)」は、透明な外袋にシールを貼るとダイヤの指輪のように見える。避妊の意思伝達をパートナーに愛を誓う指輪の授受になぞらえた。パウチ式の袋にすることで、かばんに入れやすくした。
お守りに似せた「COMAMORI(コマモリ)」は、花束をあしらったお守りの形をした布の袋に、コンドームが一つ入っている。親が子に避妊の話題を切り出す際に、贈ることなどを想定した。人目を気にせず持ち運べるのも特徴だ。

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