ウクライナを侵略するロシアのプーチン大統領は11日、
出席した政府のオンライン会議で軍用機を含む航空機の調達作業が遅れているとし、
担当のデニス・マントゥロフ副首相に対して「ふざけているのか」と厳しく叱責した。
この模様は露主要メディアが報じた。プーチン氏は、侵略で苦戦が続く中、
他の閣僚や関連産業の引き締めを図るとともに、自身に向かう批判をかわそうとした可能性がある。
会議には、首相や各分野を担当する副首相らが参加した。プーチン氏は、
侵略を巡る露軍部隊への物資供給の徹底や防衛力の強化を改めて指示した。
一番手で報告させたマントゥロフ氏に対し、
「(契約作業が)遅い。遅すぎる。今年の受注を受けていない企業もある。ふざけているのか。1か月以内で作業を完了させよ」とまくし立てた。
マントゥロフ氏が「最善を尽くす」と応じると、プーチン氏は「最善を尽くすではなく、実行せよ」と念を押した。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230112-OYT1T50181/