女子大学生(22)に集団で性的暴行を加えたとして、強制性交罪に問われた元滋賀医科大生の長田知大被告(25)に対し、
大津地裁は10日、懲役5年6月(求刑・懲役8年)の実刑判決を言い渡した。
大森直子裁判長は「被害者の人格を無視した卑劣で悪質な犯行」と述べた。
判決によると、長田被告はいずれも同大医学部6年の片倉健吾(25)、木下淳弘(27)両被告(いずれも強制性交罪で起訴)と共謀し、
昨年3月15日深夜から16日未明にかけて、大津市内の長田被告の自宅で女子大学生に性的暴行を加え、その様子を動画で撮影した。
大森裁判長は判決で「被告は複数回、性的暴行を加え、中心的な役割を果たした。望まぬ行為を受けた被害者の苦痛は計り知れない」と指摘した。
長田被告は昨年8月の初公判で起訴事実を認め、同9月29日付で退学処分となった。
片倉、木下両被告はまだ公判が始まっておらず、同大学は「裁判の動向を注視し、厳正に対処する」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230111-OYT1T50059/