北朝鮮で金正恩朝鮮労働党総書記を除き、軍の序列1位だった朴正天(パクジョンチョン)氏が、
昨年12月末に開かれた党中央委員会拡大総会で党書記と党中央軍事委員会副委員長を解任された。
朝鮮中央通信が1日、報じた。理由は不明。
朴氏は軍総参謀長などを務め、2021年9月に党最高指導部の政治局常務委員と党書記、22年4月に党中央軍事委員会副委員長への就任が確認された。
正恩氏が1日、祖父と父の遺体が安置された錦繍山太陽宮殿を参拝した際、同行した幹部の中に朴氏の名前はなく、
政治局常務委員も外れた可能性が高い。韓国の聯合ニュースは、朴氏が何らかの責任を追及された可能性があると報じている。
朴氏の後任の両ポストには、国防相だった李永吉(リヨンギル)氏が就任した。国防相には、軍出身の強純男(カンスンナム)氏が就いた。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230102-OYT1T50040/