皆さんはこんな帽子を見たことはあるだろうか。形状は一般的なキャップだが、
つば部分に月桂樹が刺繍されていて、正面部分には徽章、ワシ、軍艦などがデザインされている。
色彩は紺や黒が一般的でどことなく、ミリタリーな雰囲気を漂わせるものだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddd1c23f1a4c76b19855829778d4d9b7cfb8fe1b
――アポロキャップが生まれた背景、日本で広まった経緯を教えて。
発祥はアメリカで、アポロ計画(1960年代後半~1970年代の有人宇宙探査計画)の乗組員らが着用したことで広まったと聞いています。
日本に流入したのはその後で、消防、自衛隊、警察、警備関係などに広まりました。
現在は複数の企業が製造し、当社は通常のアポロキャップを2420円~2750円、無地のアポロキャップを1430円で販売しています。

――帽子としての特徴は?普通の帽子とどう違う?
正面部分が大きく見えることです。野球帽を想像すると分かりやすいですが、一般的な帽子は被る部分が、数枚の素材を縫い合わせてできています。
アポロキャップはこのうちの正面部分が1枚の素材で作られていて、刺繍などが識別しやすいです。

――ワシや月桂樹などが刺繍されている理由は?
推測も含まれますが、アメリカの国鳥がイーグル(ハクトウワシ)であることからも、アメリカっぽさをイメージしたと思われます。
月桂樹は正直なところ分かりませんが、五輪に使われていること、言葉の意味などが関係しているかもしれません。