タモリが「あれを超える出来事はない」と断言…『Mステ』ドタキャン騒動の「t.A.T.u.」が“ロシアの希望”だったワケ
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 終わりがけになってもt.A.T.u.は一向に現れず、タモリがついに冒頭にあげた言葉を口にする。スタジオの出演アーティストたちは、むしろ生放送ならではのハプニングに沸いていた。タモリも苦笑しながら場をつなぐため冗談交じりでしゃべり続ける。

「何が悪いのかよくわかりません。(この日出演した)リップスライムがここ(と肘を指し)に何か書いてたなとか、私が(オープニングで)スカートのことを言ったんでムカッときたとか、いろんな話がありますけど。ここで1曲、私が歌うわけにもいかない。ちょっとのどの調子も悪いし。ようやくチャンスが回ってきたなと、デビューかなと思ったんでございますけどね。まだね、まだ少し時間、(間に合う)可能性がある」

 このあと、タモリは「t.A.T.u.、いまなら間に合うぞー!」と呼びかけ、いったんCMに入る。が、結局、CMが明けても彼女たちは出てこなかった。このため、ミッシェル・ガン・エレファントがこの日2度目のパフォーマンスをセットのない状態で行い、スタジオは大盛り上がりとなる。ネット掲示板などでは、ミッシェル・ガン・エレファントはこのピンチを救った“神”と賞賛された。