ふだんは透明のガラス張り。
施錠すると、壁が曇り中が見えなくなる。驚きのギミックで話題になった渋谷区の「透明トイレ」。
日本財団の「THE TOKYO TOILET」というプロジェクトの一環として、世界的な建築家・坂茂氏がデザインしたこのトイレは、
2020年に渋谷区の「代々木深町小公園」と「はるのおがわコミュニティパーク」の2カ所に設置され、変わり種スポットとして人気を集めていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bea64b127ec47d859d035a58b97008aed93d8929
設計段階でミスはなかったのか、坂茂氏の事務所に質問状を送ると、「お問い合わせ頂いた内容については、誠に恐縮ではございますが日本財団の方へお問い合わせ頂けますでしょうか」との返答が。
そこで、日本財団へ質問状を送ったところ、次のような返答が返ってきた。
「調光フィルムは、メーカーの技術資料により-20~70℃までは使用可能と確認しており、施工時にはこのような事象になるとは想定しておりませんでした」
では「使用可能」と答えたメーカーはどこなのか。再度質問を送ると
「調光フィルムを手掛けたメーカーについて確認しましたところ、海外から輸入し、日本でガラス壁に仕立てているとのことでした」と、社名を“曇らせた”回答が返ってきた。