静岡県裾野市の私立「さくら保育園」で保育士だった女三人が暴行容疑で逮捕された事件で、桜井利彦園長が園職員に対して園の機密事項を口外しないよう求めた誓約書は、三浦沙知容疑者(30)側の要求に応じて書かせたものだったことが、園幹部への取材で分かった。虐待行為の発覚後、同容疑者側が退職届の提出を保留し、園職員の口止め徹底を要求。桜井園長は早期の退職を受け入れてもらう交換条件と認識して、職員に誓約書を書かせたとみられる。
 
 
 園幹部は取材に、「(三浦容疑者側から)要求がなければ、誓約書は書かせていない。退職の話を前に進めるためで、決して隠蔽目的ではない」と主張。「裁判をほのめかしてきて、それはどうしても避けたかった。穏便に事を収めたいという思いもあった」と明かした。
 市によると、逮捕された女三人は六~八月、カッターナイフの刃を見せて脅したり、園児の頭をたたいて泣かせようとしたりといった十六項目の虐待行為を繰り返したとされる。




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