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英中央銀行イングランド銀行(BOE)は20日、エリザベス女王の死去に伴い、9月に即位したチャールズ国王の肖像が描かれた新紙幣のデザインを公開した。
全体の構成は踏襲しつつ、ポンド紙幣の「顔」を新君主に交代させて装いを新たにする。2024年半ばまでに流通する見通しだ。
BOEによると、新紙幣の流通後も、エリザベス女王の肖像が描かれた既存の紙幣を引き続き利用できるようにする。
新紙幣はすり切れた紙幣を交換したり、需要に合わせて流通量を増やしたりする際に発行する方針だ。
環境や財政への影響を最小限に抑えるための措置という。
エリザベス女王が描かれた紙幣は1960年発行の1ポンド紙幣が始まり。
当時は「表情が険しい」「現実離れしている」などの批判が出て、その後に表情や服装を変えた紙幣が造られた。
BOEのベイリー総裁は声明で「新しいデザインをお届けできることをとても誇りに思う。チャールズ国王が私たちの紙幣に刻まれる2人目の君主となる歴史的な瞬間だ」と述べた。(共同)