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加藤厚生労働相は9日、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年春以来、厚労相として初めて、演台に透明アクリル板を置かずに記者会見を行った。
社会の正常化に向け、過剰な対策は不要だとアピールするため、自ら実践した。
厚労省内の記者会見室で、窓を開けて記者と2メートル以上の距離を置き、マスクも外した。
感染拡大当初も厚労相を務めていたが、当時はマスクとアクリル板の二重対策を取っていた。
その後、後藤経済再生相が厚労相に就任するとマスクは外したが、アクリル板は残していた。
同省は、屋内では人と十分な距離が取れても会話時はマスク着用を推奨する一方、「換気など十分な対策を講じれば外すことも可能」との見解を示してきた。