札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪の開催地決定について、国際オリンピック委員会(IOC)が来秋から先送りすると発表したことを受け、
日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は7日、東京都内で取材に応じ、「正直言ってびっくりした」と心境を語った。

冬季五輪選定先送りに戸惑い 札幌市

 招致が成功した場合に大会の準備期間が短くなる懸念については、「札幌大会はほとんどが既存施設を改修する計画。
日本の大会運営能力は高く評価されているし、施設の面、準備の面では十分に対応していけると個人的には思う」と自信を示した。
 選定の先送りは、昨年の東京大会をめぐる汚職・談合事件で国内の機運が高まらないことが影響した可能性も考えられる。
山下会長は「いろんな臆測はできるが、臆測で物を言える立場ではない」と話した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022120700601&g=spo