2006年、幼いころの愛子さまと仲良く手をつないでいるオランダ王室のカタリナ=アマリア王女。
この時から16年。18歳に成長したアマリア王女が今、マフィアから狙われ、襲撃や誘拐の可能性が浮上しているとして大きな騒動となっています。
標的になったのは未来のオランダ女王でした。
De Telegraaf紙から:「アマリア王女は脅迫のためアムステルダムに住むことができない」
オランダ王室は先月、18歳のカタリナ=アマリア王女が襲撃や誘拐の可能性があるため、厳重な警護下に置かれたと発表しました。
オランダ司法相:「国王夫妻からあった通り、王女の安全を確保するための措置が取られました。このことが、すべての人に影響を与えたと想像できます。このような措置が必要なことは非常に残念です」
アマリア王女はアムステルダムの学生寮に住んでいましたが、今回の件を受けてハーグにあるハウステンボス宮殿に帰ることを余儀なくされています。
なぜ王女が狙われているのでしょうか…。
アマリア王女は2003年にウィレム国王とマキシマ王妃の間に生まれました。三姉妹の長女で、王位継承順位は1位。つまり未来の女王という立場にあります。
2006年、そろいの水色のワンピースで愛子さまと手をつないでいたのがアマリア王女です。オランダ王室は日本の皇室とも関係が深いことで知られています。
当時2歳のアマリア王女が手を振ると、愛子さまもつられて手を振られています。
そのアマリア王女も今、大学生です。「未来の女王」として注目を集める王女ですが…。
アマリア王女(出版した自伝から):「まだ君主になる準備ができていない」
18歳の誕生日に合わせて出版した自伝で「国に奉仕する人生を送る」と約束する一方で「まだ君主になる準備ができていない」「女王でなかったら歌手か乗馬の騎手になりたかった」と話しています。
この自伝について王女は、こう話しています。
アマリア王女:「正直ずっと思っていたけれど今も本になったことが信じられません。本当に本になって人に読まれるなんて、とても個人的なこともたくさん書かれているから。
20年後に、この本を読んだら自分がどう思うのか興味があります。やはり特別なものだし…今、現在の姿ですし」
海外メディアによりますと、近年、王政に対する批判は高まっているといいます。
この年、アマリア王女はコロナ禍にもかかわらず、20人規模の誕生日パーティーを開催したことで批判を浴び、王室が謝罪しています。
アマリア王女は自伝のなかで、王政を廃止する可能性について「受け入れることができる」と話したといいます。
今月上旬、警護下に置かれてから初めて公の場に姿をみせたアマリア王女ですが、現在もアムステルダムにある学生寮に戻ることができていません。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000276166.html
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