米大衆紙ニューヨーク・ポストは16日付の紙面で、トランプ前大統領の次期大統領選出馬表明について、1面では「フロリダの男性が発表」と1行の見出しだけで皮肉たっぷりに報じた。
56ページ中の26ページ目に掲載した本文は短く、保守系メディアのトランプ離れを印象付けた。
本文でも「次の選挙をわずか720日後に控え、フロリダの退職者が大統領選に出馬するとの驚きの発表をした」とやゆ。
トランプ氏を「2024年には78歳になる」「熱心なゴルファー」で、ケチャップ添えの焦げたステーキが好物だと紹介した。
最後の5段落目でようやく「第45代大統領も務めた」と伝えた。
同紙はFOXテレビなどと同じく保守的なメディア大手ニューズ・コーポレーションの傘下にある。
中間選挙後は南部フロリダ州のデサンティス知事を共和党の有望株ともてはやし、党の選挙での伸び悩みでトランプ氏の責任を問う論調になっている。(共同)