複数の新型コロナウイルスのワクチン接種会場に妨害目的で侵入したとして、建造物侵入罪に問われた反ワクチン・反マスク団体「神真都(やまと)Q会」元幹部で、イチベイこと倉岡宏行被告(43)ら5人の初公判が6日、東京地裁で行われ、5人とも起訴内容について「間違いありません」と認めた。
しっかりマスク着用で現れた倉岡被告はほかの被告らがスウェット姿のなか、1人だけ紺色のスーツをビシッと着て出廷。起訴内容を認めて冒頭陳述を静かに聞くと、最後は傍聴していた父で俳優の岡崎二朗に目配せで合図をするように退廷した。
この日は地裁関係者がマスク着用を求めるなか、神真都Q会の関係者十数人が朝から傍聴券を求めてノーマスクで抽選の列に並んだ。
そのうち複数人が傍聴券を得て法廷に入ったが、法廷警備員がマスクにフェイスガードの厳重防備で、裁判長も法廷内でのマスク着用を呼びかけたが、神真都Q会の関係者は最後までノーマスクを貫いた。
一般傍聴者のなかには途中でマスクを外して法廷警備員に注意される人も…。それだけに公判後の一般傍聴席からは、「どうして同じノーマスクだった神真都Q会の関係者には注意しなかったのか!?」と、マスク着用の基準を疑問視する声も上がった。
なお、この日は東京地裁周辺で神真都Q会によるデモなどの行動はなし。一方、5人の被告が地裁から出てきた際は「TRUMP2024 TAKE AMERICA BACK」の巨大フラッグを振って見送った。
https://img.tokyo-sports.co.jp/wp-content/uploads/2022/09/95e86736f20e78fa3e27cff5e70a483e.jpg