SNSに、都内の駅での大量殺人予告などの投稿を行い業務を妨害したとして警視庁が25歳の会社員の男性を書類送検したことが分かりました。
男性は「自分をいじめた同級生たちへの復讐」と話しているということです。
偽計業務妨害の疑いと不正アクセス禁止法違反の疑いで書類送検されたのは横浜市に住む会社員の男性(25)です。
捜査関係者によりますと男性は去年11月、面識のない人物のインスタグラムのアカウントを乗っ取ったうえ刃物の写真とともに「吉祥寺駅夜9時無差別大量殺人」などと投稿し、JR東日本の駅員に周辺の警戒にあたらせるなど業務を妨害した疑いがもたれています。
また、今年4月にもJR東日本のホームページに「横浜駅、新宿駅、渋谷駅、吉祥寺駅のどこかに小型爆弾を仕掛けた」などとメッセージを送ったということです。
男性はインスタグラムに投稿する際、アカウント欄の画像を中学・高校時代の同級生の男性の顔写真に変更するなど同級生を装って犯行に及んでいました。
JRのホームページに送ったメッセージにも複数の同級生の名前を書いていて「自分をいじめた同級生たちへの復讐のために犯行予告をした」と容疑を認めているということです。
男性は去年10月にも、乗っ取ったインスタグラムのアカウントを使って、都内の私立大学のラグビー部の名前をあげて、「部員を社会的に葬る」と投稿していましたが、このラグビー部のOBに、中高の同級生がいたことから犯行に及んだとみられています。
男性はインスタグラムに投稿する際に不特定多数の人が利用する横浜市や川崎市の商業施設の無線LANからインターネットに接続していて「自分が特定されるのを避けるためだった」と話しているということです。
警視庁はインスタグラムの位置情報や防犯カメラの捜査などから男性の特定にいたりほか9件の同様の犯行に関与したとみて余罪を追及しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0eaa50967c96d833ef0801a9d42578e791d741e