今夏の第104回全国高校野球選手権大会開会式(8月6日・甲子園球場)で出場校などのプラカードを持ち先導する市立西宮高校女子生徒の選考会が15日、兵庫県西宮市の同校であった。
対象の2年生女子生徒全159人のうち118人が応募。欠席2人を除く116人が大会行進曲に合わせ、プラカード代わりの竹棒を手に体育館を1周歩いた。緊張感が漂うなか、体育教諭6人が選考にあたった。
全国49代表の校名プラカードや国旗・大会旗担当のほか、組み合わせ抽選会や閉会式担当など65人が選ばれる。競争率1・78倍。合格者は20日に発表される。
1997年以来、選考や行進の指導にあたる青石尚子教諭(53)は「姿勢やリズム感をみます。主役は選手であり、彼女たちが目立つ必要はない。普通に歩くことが大切」としたうえで「今年は割と普通にできていたと思います」と話した。
一般にプラカードガール、プラカード嬢などと呼ばれるが、正式には「式典誘導係」。1949(昭和24)年の第31回大会から同校の女子生徒が務めている。
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