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2022/07/01(金) 21:31:55.32ID:GMnFTpSp0「社会人野球の打診をカープが断った」19年前の広島ドラ1捕手・白濱裕太…18年間で一軍出場わずか86試合なのに、なぜ“戦力外”にならない？
https://news.yahoo.co.jp/articles/31ce6fafb62b377b2509d322e248691a34a5f5da?page=2
「彼は手放さんでしょう、カープは。それだけの選手だし、人間ですよ、白濱は……」
広島カープの一軍、二軍でバッテリーコーチを17年務めた片岡新之介氏。
白濱捕手の入団とちょうど入れ替わりでカープのユニフォームを脱いだが、それ以降も「カープOB」として、特に若手選手の動向に目を凝らしてきた。
現在は、呉市の呉港高監督として「古豪復活」に全力を尽くす。今年75歳になるというが、自らユニフォーム姿でグラウンドに立ち、手取り足取りで指導する身のこなしと声の張りは、「現役」そのものだ。
「辞めた石原(慶幸)や、今の會澤(翼)も高い技術持ってますけど、白濱だって、ディフェンス能力だったら、互角ですよ。若いキャッチャー育てるっていう球団の方針でなかなか出場機会がなかったけど、キャッチャーっていうのはケガの多いポジションです。長いペナントレースの中では、レギュラーと控えの一番手が、両方とも故障してしまうこともある。そこに、白濱みたいな技術のしっかりしたのがいたら、チームにとって、こんなに安心なことはないでしょ。保険の保険、言うんかな」
選手生活17年。捕手だった片岡はその終盤の2年間、阪急ブレーブスのファームで過ごした時期があったという。
「ファームで若いピッチャー、育ててくれっていうことですね、キャッチャー目線から。正直、最初は『なんだ、ファームか』って思いましたけどね、これがやってみると、大事なんだね。プロのピッチャーぐらいになると、ファームでも、コーチの言うことを素直に聞くとは限らない。プライドも自信もありますからね」
選手は指導者のこと、よ～く見てますよ。そこから、自分のための指導者を選んでいくんです、黙ってますけど……。以前、あるコーチ経験者の方が、そんなことを教えてくださったことがある。そこで、ブルペンで投球練習の相手をしたり、ウエスタン・リーグの実戦でバッテリーを組むベテラン捕手の出番になる。再び片岡氏の証言だ。
「コーチの言っていることを、かみ砕いて話してあげるんですよ、若いピッチャーにね。同じことを言っていても、コーチから言われると抵抗があっても、同じ“選手”の立場から話してもらうと、聞く耳を持つ。白濱も同じ役割を果たせるヤツですよ」
プロ19年目、実戦以外の経験値も高い白濱捕手ならではの、引き出しの多さ。そして、もう一つ、白濱捕手ならではの「説得力」があるという。
「半分、指導者的な立場にあるのに、白濱はそこにおさまっていない。人一倍練習します。一軍から声がかかれば、いつでも仕事ができるように準備を欠かさない。日ごろ、ファームのグラウンドで見せているそういう姿勢が、白濱の言葉に説得力を与えているんだと思いますね」
以前、ある強豪社会人野球チームから、選手として白濱捕手が欲しいという打診があったそうだが、カープは彼を手放さなかった。
「そりゃあ、そうですよね。キャッチャーとしての技術があって、練習態度は若い選手たちのお手本になれて、若いピッチャーの指導……いや、指導はコーチの仕事だから、相談相手かな。そういう役目としても有能。一軍のレギュラーとして、華々しい活躍をしたわけじゃないかもわからんけど、やっぱりさすがドラフト1位ですよ」
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