フランス北西部ノルマンディー地方では、春に入ってから「酔っぱらった」鹿が相次いで目撃されている。
ウール県では4月15日に「酔っぱらった」状態の鹿が病院の駐車場で発見された。
また都市ルーアンでは5月3日、酔った勢いでセーヌ川で溺れたとみられる鹿が消防隊によって救出されている。
この他にもオルヌ県では住宅の庭で鹿が発見されており、酔った鹿の徘徊が確認されている。『France 3』などが伝えた。
なぜ鹿は酔っぱらってしまったのだろうか。動物愛護団体「30 millions d’amis」によると、鹿は春になると糖分が高い木のつぼみを好んで食べるそうだ。
問題はこのつぼみに含まれているアルカロイドという成分が胃の中で発酵すると、アルコールと同じような作用をもたらすという点にある。
鹿だけではなく同様のつぼみを食べた野生動物は酔っぱらって混乱し、時には生命を危険にさらしてしまうこともあるという。
https://japan.techinsight.jp/2022/05/hr05250038.html
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