CCTVの報道によれば、同省漢中市にあるガソリンスタンドで給油した消費者から「給油後に走ったらすぐにエンジンが止まってしまった」という苦情が相次いだという。消費者がガソリンタンクからガソリンを抽出してみると、本来は見られない液体の分離と沈殿物が見つかったとのことである。

同市市場監督管理局はこのガソリンスタンドを一時営業停止にするとともに、ガソリンの詳細な検査を実施した。そして、今月21日に同省エネルギー品質監督検験所から検査報告が出され、問題のガソリンには本来0%でなければならない水分が88%も含まれており、ガソリン成分はわずか12%のみだったことが明らかになった。

CCTVによれば、劣悪製品を販売した疑いで現地警察当局がすでに立件し、ガソリンスタンド関係者の身柄を拘束したという。同市市場監督管理局品質安全監督管理科の何文軍(ホー・ウエンジュン)科長は「予備的な調査によれば、近ごろ雨の日が多かった中で、ガソリン貯蔵タンクの密封が不十分であったために、雨水がタンクの中に入り込んだことが主な原因だ」と説明している。
(翻訳・編集/川尻)
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