教えて!goo
質問者:uj56tup3lk質問日時:2010/06/18
二次大戦の時、原子爆弾に[ヒロヒト天皇へ愛を込めて]とサインを入れたそうですが
本当ですか。

回答者: KITAIKKI 回答日時:2010/06/20
 どこで知られたのかは知りませんが、この話しは初めて聞きました。たしかに当
時は爆撃機本体へのノーズアートに見られるように、兵士たちの士気を高めるため
に、ある程度のおふざけは軍自体が見逃していたことは事実です。これは現在でも
ある意味米軍の伝統として続けられており、湾岸戦争やイラク戦争での映像に、ア
メリカ軍の航空機に搭載される爆弾にときおり、おふざけで落書きがされているの
を見ることがあります。

 爆弾への署名やいたずら書きは欧州や太平洋戦線では日常的に行われていました
が、リトルボーイやファットマンに関しては、聞いたことがありません。

 当時原爆投下作戦はアメリカ軍においては機密中の機密で、最高レベルの秘匿作
戦でした。
 作戦を担当した第509混成群団はある意味原爆投下作戦のみに特化された戦隊
で、当時でも最高の機材とスタッフを投入され、一年近くも前から原爆投下のみの
訓練に励んできたエリート部隊です。

 というわけで部隊の性格上、また作戦の重要度からいっても、二つの原爆本体に
そのような落書きがされたとは非常に考えにくいというわけです。実際我々が現在
目に出来る数々の画像でも、原爆本体の画像はほとんどがプレスリリース的な画像
であって(それもかなりの部分がイエロ−パンプキンか訓練用弾です)、テニアン
での投下前の実物が保管されている画像や、ましてやB29に搭載される際の画像
などは、いままでに目にした事は私はありません。