5巻と6巻の間が10年っていうのが何気にショックだった思い出
パーンがとうとう30代かってのもあったが、
結婚もして年齢的にも中年になったカシューに対して、パーンが
何か喪失感を覚えたって感じるシーンがあったが、あれは何か分かる
あれは水野が、彼らは若さを失うと共に青春時代が終わったんだよって
言いたかったのかもしれないが、確かに初期キャラたちに対して
読者としてもそういう感覚を覚えた
スパークたち若い世代を活躍させるために、意図的にそうしたのは分かるが
やっぱり寂寥感があったのも事実

レイルズ、リウイ、スパーク、ライスら、他の主人公には、この手の
若さの喪失、青春の終わり、みたいなものを描かなかったのは
残念だし、不完全感がある
逆にナシェルは描かれすぎw、伝説のラストで人生の黄金時代の完全終焉、
あとは生けるしかばねな日陰者として一生を終えなきゃいけないという
明治維新後の徳川慶喜みたいな後半生になると、はっきり読者に突きつけたわけだし