ウォートには、ヤン・ウェンリーみたいに、理想とする
政治体制みたいな思想があったんだろうか
大陸も含めて、そういうキャラって聞き覚えがないな
こういう政治をしたい、こういう国家を創りたいみたいな
政治的イデオロギーを持つキャラ

この世界のこの時代、リジャールやカシューなんかがそうだが、
こういう英雄となれる素質のある人間が自分の国を創るって決めたら、
何の疑問もなく、剣の達人たる自分が英雄となり王となる、だしな
ウォートは「剣の時代」のそんな脳筋的な常識に一石を投じたいって
思っていたかもしれないが、ナシェルの死(死んでないが)で
全ては潰えた
スレインが「魔法使いは王にはなれない」って断言してたが
ウォートもそれは百も承知で、ナシェルを使って自分の理想を
叶えたかったのかもしれない、その夢が失敗したら、そりゃ老いた後、
厭世度100%な性格になるし、大ニースとラブラブになる気も失せるわなと
ベルドもファーンも希代の英雄だが、これまでの戦士の王における
脳筋王国パターンを崩せるタイプでも器でもないし
パーンでもスパークでもリウイでも無理だろうな