>>449
複線図は中間言語、中間生成物のようなもの、単線図見てそれで配線できるなら複線図は要らない。
それと、複線図は自分が単線図見て、そこから自分が描くだろ。中にも思い込みで間違って複線図を描くやつもいる。その間違った複線図と照らし合わせ奈良が作業進め、自信満々に「よし!」と誤配線・誤接続してる奴がいる。これ本当にいるんだ。思い込みで描いちゃう奴はなかなか気づけない。単線図見て「あれ!?」となってやり直し。

今、「そんな奴いるかよ!」って思った人。君は二電工の勉強始め、初めて複線図書いたときから一度も複線図で間違ったことないか?俺はあるぞ。人間は間違える動物。誰でも間違いは起こす。
そういう間違えの可能性のある中間成果物はないほうがいい。ミスを減らすのにはなるべく工程を簡潔にすること。とはいえ、配線に慣れていない人もいる訳で、そういう人の理解の助けにとして、勉強を進める段階での複線図はとても有効。

だから複線図が描けないから、時間が掛かるから描かないわけではない。二電工の技能試験の課題なら13問どれでも2分台で描ける。その上で敢えて複線図を描かないことを勧めたい。理由は自分のことを信用していないからだ。

せっかく単線図が問題用紙に大きくくっきり書かれているのだから、あとはそこに書き足した方が良いと思う情報を書き足せばいい。施工条件、電線の種別・カット長さ、差込・リンスリの別、リンスリのサイズ、何なら単線図の線に更に線を書き足して単線図をベースに複線図に仕立てても良い。レセップなのか、引っ掛けシーリングなのか、スイッチの種類は?コンセントは?など。

自分の思い込みで描いて複線図を間違え(本人は気付いていない)、その(間違った)複線図通りに作業を進めてしまう人をこれまでも見てきた。問題用紙の単線図(+自分が書き足した情報)を見ていれば作業を進めてゆくことなく気付けていただろうになぁと思う。これが技能試験の場で複線図を描く人の抱えているリスクだ。

ミスを減らすためにと書いた複線図自体にミスが内包される可能性。ソースとなるものからの転記の回数が増えれば増えるほど、過誤のリスクは高まる。これは個人の性格や特性以上に、万人に当てはまる確率的なもの、統計的なものだよ。