まあ俺は平成29年の春に合格してるけどね。

・受験のチャンスは4月と10月の年2回しかない。(ITパスポートや自動車運転免許、危険物取扱者試験などは随時実施されている。)
・下位区分のITパスポートより難易度は格段に高い。(そのITパスポートも、全くのIT初心者から見たら十分重量感のある試験である。)
・名前に「基本」とあるけど、全然簡単じゃない。むしろ国家資格全体で見ても難しい部類に入る。
・大学生はおろか、現役のSE(システムエンジニア)やプログラマ(PG)でも落ちてしまう人が多い。
・民間のパソコン検定(J検、P検、MOS、サーティファイ、全商など)よりはるかに難関なのは言うまでもない。ちなみにJ検やMOSなどはFEはおろか、ITパスポートより簡単。
・情報処理推進機構(IPA)の制度上は情報セキュリティマネジメント試験(SG)と同じスキルレベル2になってるけど、どう考えてもFEのほうが難しい。(SGには応用数学やアルゴリズムの問題が出題されないから。)
・範囲はとても広く、特にアルゴリズムとプログラミングが鬼門である。
・午後試験のアルゴリズムが鬼門であり、しかも必修科目である。そのため、人によっては応用情報技術者試験(AP)や高度区分のほうが簡単に感じられるかも?(AP午後のプログラミングは必修ではなく選択科目。)
・今は午後のプログラミング言語の代わりに表計算を選択できるけど、表計算もマクロの部分ではアルゴリズムの知識が必要なので決して簡単ではない。少なくともJ検やMOSなどよりはずっと難しい。
・昔あった初級システムアドミニストレータ(シスアド)という試験の範囲を継承してからは、マネジメントや経営学の知識も必要になっている。ちなみに表計算も元々は初級シスアドの範囲だった。
・合格率は例年20%台しかないので、間違いなく難関資格の仲間である。ちなみに、「午前だけ受けて午後を棄権した人」や「そもそも会場に来なかった人」はカウントしていない。
(ただし、それでも昔よりはやさしめになっている。2006年春までは10%台だった。)