「涙が出たね…感無量」伝統を次世代に…24年ぶり!善光寺門前の「御柱祭」 長野市
「御柱祭」と言えば2022年行われた諏訪大社の御柱祭を想像される方が多いと思いますが、長野市の善光寺門前でも、御柱祭が行われました。
地域特有の事情から実に24年ぶりに祭りを取り仕切ることになった神社の氏子たち。
そこには伝統を次の世代に繋ぎたいとの強い思いがありました。

雅楽の調べにあわせて240人余りの行列が進むのは善光寺の門前。

木遣りの勇壮な掛け声に鼓舞されながら氏子たちが曳くのは、樹齢100年を超える長さ8m、重さ1トン余りの杉の木です。

長野市中心部のセントラルスクゥエアを出発した御柱は中央通りを北上。

善光寺の仲見世を抜けて目指すのは…。

城山公園にある健御名方富命彦神別神社(たけみなかたとみのみことひこかみわけじんじゃ)。

水内大社(みのちたいしゃ)の名で、地域に親しまれているこの場所が今回の舞台です。

本番前日、神社には氏子が集まり祭りの準備をしていました。

どこか慣れない様子の氏子たち。

それもそのはず、水内大社で御柱祭が開かれるのは実に24年ぶり。

明治時代に始まったとされるこの地域の御柱祭は善光寺の四方に位置する4つの神社が7年目ごとに一度、持ち回りで担っています。

(斎藤義睦宮司)
「氏子が共通しているので毎回4社一気にやるのはなかなか大変なことなので、当番制にしているのではないかと準備するにあたっても、24年前にやった人がほぼいない状態になっているので、また皆さん一から計画しながらやっていきます」

今回の祭りを取り仕切る伊倉順治(いくらじゅんじ)さん。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ca7455e9b6fc832aac0c6f3f5e9e0d43ca46ab8