5.被甲護身

観想:如来の大慈(だいじ)、大悲の甲冑を被ることを得て、
一切の天魔および諸々の障者、ことごとく、行者の威光かくやくたること、
なお、日輪のごとくなるを見て、おのおの慈心を起こして、
障碍(しょうげ)することあたわず、および悪人よく便りを得ることなし。
煩悩・業障(ごっしょう)身に染着(ぜんじゃく)せず。
また諸々の悪趣の苦を脱れて、
とく無上・正等(しょうとう)・菩提を證(しょう)ず。