理論基本を考える場なので
現実じゃ有り得ない、無限に均質で無限に作動が速い理想気体で考える
この作動気体で考えるからオットー・サバテ・ディーゼル各サイクルは成り立つ
すると圧縮行程も膨張行程もミラーサイクル無しの100%として考えるので
レシプロ、ロータリーの両4stはオーバーラップ零ミラーサイクル零となり
問題はレシプロ2st、何と吸排気両行程とも零、吸排気完了時間0。あまりにも理想気体過ぎる
さてこうして考えれば排気量は
レシプロピストンでもロータリーピストン(ローター)でも
排気容積通過積算量を見れば良い事になる
理想化モデル都合、吸気容積通過積算量を見ても良い

こうするとやはり
レシプロ4stを基準とすれば
ロータリー4stは単室排気量*3/(3/2)=単室排気量*3*2/3=単室排気量*2となり
レシプロ2stは2となる

これが工学的排気量換算。教科書ではこれを
ピストン径、リセス零とした理論基準ローター一辺表面積をボア面積とし
ストローク(ロータリーはロータリー的ストローク)を
わざわざ積分式に表しながら換算係数2を示す。
意味が分かってれば、これは要らない。単にやっぱり単室あたり
下死点容積から上死点を差し引いた、要するに燃焼室容積を除外した、いわゆる排気量
を要らぬ詳解しただけに過ぎんので

排気量は排気量だった、ヤッパシ
これを通分サイクルまで回し、基準回転数2で割れば
自ずと換算排気量となる