>>431
「シベリア鉄道を北海道に延伸すべき」という話があるのは事実

日本から欧州までの海上輸送なら約35〜40日かかるが、鉄道を使えば約15〜25日となり輸送時間は大幅に圧縮される。
1970〜80年代はシベリア鉄道の貨物利用はほぼ100%日本企業だった時代もある。
その状況が終わった理由は、1990年代のソ連解体に伴って生じた混乱と、
そこで頻発したトラブルだ。そこで日本企業の多くが海上輸送に切り替えた。
とはいえ、ロシアも90年代とは全然違います。露政府側も鉄道網の近代化、高速化を進めている。
人々のモラルも90年代比で大きく改善されているので、
北海道→ロシア→欧州を鉄道で繋ぐのは、珍しく日ロ欧、みんなにメリットがある話なのです。

逆にデメリットとしては「延伸によるコストに見合うのか」ということだ。

仮に計画が実現した場合、日本と欧州の物流が船便に比べてスピードアップするが、
建設費に見合う経済効果が得られるかは不透明だ。
さらにはJR北海道自体が金欠病・赤字路線だらけで、多くの路線が存廃の危機にある最中。

北海道庁関係者は「ただの誇大妄想」「JR廃線問題のほうが切実」「現実を見ろ」と相手にしていない。