ワードプロセッサーができる前の日本語入力

活字を拾って入力するタイプライターのようにそれぞれの文字にキーを当てはめたタイプのキーボードで直接入力していました。
1つのキーに複数の文字を割り当てる必要があり、それ専用のシフトキーが付いていました。

主な常用漢字が1つのキーボードにまとめられており、1つのキーには最大8の文字が割り当てられていました。

例えば、「一方通行」という漢字を入力する場合、「一」のキー、「方」のキー、「通」のキー、「行」のキーを押して入力せねばならず、
色別に分けられたシフトキーとを併用しての入力なので、現在の日本語入力に比べると手間のかかる入力でした。

この入力方式も、ある意味、後のワープロ、PCの日本語入力システムの基礎にはなるものでした。