プラレールやチョロQに代表されるデフォルメモデルには
れっきとした設計思想がある。
その車体のもつ特徴を誇張し、ちょっと寸足らずに仕上げることで
見る者を愉快な気持ちにさせる。
効果を狙ってやっていること。
ときには馬鹿にされるそのモデルには高次元の設計思想がある。
ひるがえって16番はどうだ。
軌間を広げたのは走行性能を確保するためなのか。
軌間の違う車両を同一レールで走らせるためなのか。
違う。
最初に妥協した結果副次的にそうなったに過ぎない。
蟹股設計思想にはポリシーなどないのだ。
昔からあるから仕方なくやっているだけだ。
これをデフォルメというならそれはデフォルメの解釈を間違えている。

所詮16番に高次元な設計思想などない。
その意味ではプラレール、チョロQ以下だ。