初めから模型がちゃんと組めてレイアウトをしっかり走らせることができる奴なんかいない。
最初はやはり苦労の連続だ。モーターを壊したり、ショートは日常茶飯事。
ヤニ入り半田を使ってしまったこともある。
一旦付けたのに熱が回ってやり直しになったこともあった。
16.5oを問題なく走らせるようになったのは30代に入ってからだ。
工作もほぼ同じ頃だ。20代は鉄道模型は全くできなかった。
10代ではヒートコントローラーの存在すら知らなかった。
だから、半田が玉になってコロコロ流れていた。
上手にできないと楽しくない。それが嫌で諦めてしまうか、踏ん張るかが岐路になる。
模型誌には素晴らしい作品を載せている人もいる。半田付けだけは諦めるわけにいかなかった。
まだ自分が身に付けてないテクニックがあると思っていた。