規制されたからSS投下するわ [転載禁止]©2ch.net
LRも無いし質問スレもないから勝手がわからずまいっちんぐ
つかスレ立てれんのかさ ガラガラ??
かなめ「おはよー」
恭子「おはよーカナちゃん」
かなめ「ふぁぁあ。……あーだる……」
恭子「女の子なのにそんな大あくびして……」
かなめ「眠いんだからしょうがないじゃない。あくびに男も女もないわよ」
恭子「もう、カナちゃんったら……。遅くまで勉強でもしてたの?」
かなめ「いやさぁ。勉強だったらまだいいんだけどね……」 かなめ「あたしが寝不足なのも全部、あの馬鹿のせいよ」
恭子「あらら……。それで?相良くん、なにしたの?」
かなめ「それがね。昨日の夜に、あいつの部屋に変な男ども集めて怪しげな会合を開いてたのよ」
恭子「え……それって……もしかして、いやらしい感じの……?」ドキドキ
かなめ「違うわよ、このお馬鹿」パシッ
恭子「あいた。ひどいよ、かなちゃん……」 かなめ「いつまで騒いでんのよ!近所迷惑よ!」宗介「千鳥、丁度いいところに」
かなめ「キョーコが変な妄想するからでしょ。それに、あたしが住んでる真横でそんな汚らわしい集会開いてたなら、全員焼却処分してやったわよ」
恭子(本当にやっちゃいそう……)
かなめ「んで、あたしも海外ドラマ見てたし最初はほっといたんだけど、いつまでもギャーギャー騒いでるからあいつの部屋に文句言いに行ったのよ」
恭子「うんうん」
かなめ「そしたら、あの馬鹿……」ワナワナ
恭子「ど、どうした?」 かなめ「あたしに向かって『千鳥、丁度いいところに来てくれた。彼らになにか日本食を振る舞ってやってくれ』とか訳の分からないことをほざいたのよっ!文句を言いに来たあたしに!夜中の3時によ!?」
恭子「相良くんってば……」ハァ
かなめ「あたしはアンタの奥さんじゃねーわよっ!って、あの馬鹿ぶん殴ってやった後に、集まってた男ども全員追い払ってやったのよ」
恭子「あはは……ご愁傷様。それじゃ、カナちゃんほとんど寝れてないんだね」
かなめ「つーか、寝てないのよ……」
恭子「え?」
かなめ「ほとんどじゃなくて一睡もしてない」ハァ?? 恭子「な、なんで?」
かなめ「……男どもを追い出した後、ソースケに説教してたんだけどね」
恭子「うんうん」
かなめ「帰ったと思った男たちがまだドアの外にいたみたいで、あたしとソースケのやり取りを聞いてたみたいなのよ」
恭子「ほーほー」
かなめ「そしたら男たちが泣き出しちゃって……」
恭子「へ?なんで?」 かなめ「あたしだってわかんないわよ。『まるで母ちゃんみたいな説教だ!』とか言いながら泣き出して……。ねえ、あたし、そんなおばさん臭いの?」
恭子「おばさんっていうか……」
かなめ「ん?」
恭子「そ、そんなことないよ、カナちゃん美人だしっ」
かなめ「だといいけど。しっかし、失礼な話よねー」
恭子「う、うん……」
恭子(言えない……。どっちかって言うとおじさん臭いなんて絶対言えない……)
恭子「そ、それで?その後どうしたの?」 かなめ「勿論、人のこと母ちゃん呼ばわりする馬鹿どもをしばいてやったわよ」
恭子「あー。やっぱりそこはしっかりやっちゃうんだね」
かなめ「そりゃそうよ。初対面の女の子に母ちゃん、なんて失礼にも程があるわよ。腹立ってしょうがないっつーの」
恭子「まぁ、そだよね」
かなめ「したらさ、今度は母ちゃんの飯が食いたいー!とかなんとか言ってまた泣き出したのよ」
恭子「え?どゆこと?」
かなめ「いやね。そいつら、みんな地方から上京してきた大学生だったんだけどさ。今日からトルコに留学だか旅に出るんだかで、何年も日本には帰って来れないみたいでね」
恭子「ほー」 かなめ「だから旅立つ前に、お母さんが作ってくれるような手作りご飯がどうしても食べたかったらしくてさ……」
恭子「それはわからないでもないけど。……まさか、作ってあげたの?カナちゃんが?夜中に?」
かなめ「そーよ」
恭子「ええー。ファミレスのご飯じゃダメだったの……?」
かなめ「あたしもそう提案、ていうかファミレスに行けって言ったんだけど。やたらソースケが作ってくれって食い下がるし……」
恭子「あー。なんだかんだ相良くんに弱いもんね、カナちゃん」
かなめ「そんなことないわよっ。あの馬鹿以外にも、他の男どもがメソメソ泣きっぱなしで鬱陶しかったからよ!」 恭子「はいはい。でも、何人分だかわからないけど、よく材料あったねー」
かなめ「ソースケ含めて5人分よ?そんなにあるわけないからちょっと離れたとこの24時間スーパーで材料買ってきてさ」
恭子「なんだかんだ言って相良くんの分も作ってあげたんだねー。むふふ」
かなめ「……キョーコ。怒るわよ……?」
恭子(ひぃぃぃ。カナちゃんが般若の顔に!)
恭子「ご、ごめん。そ、それでなにを作ってあげたの?」アセアセ
かなめ「まったく。まぁ、ご飯炊いて、焼き鮭、小松菜の胡麻和え、玉子焼き、きんぴらごぼう、豆腐とわかめのお味噌汁、納豆を出してやったわよ」 恭子「け、結構豪華だね……。旅館の朝食って感じ」
かなめ「全員のリクエスト聞いたらこうなっちゃったのよ……。それを食べさせてあげたのが一時間前。たまったもんじゃないわよ……」
恭子「災難だったね……」
かなめ「ソースケの奴、絶対になんかオゴらせてやるんだから」
恭子「まぁ、それだけのことさせられたら当然だよねー」
かなめ「でしょ?」 恭子「うん。ところでなんの知り合いだったの?」
かなめ「そういえば聞いてなかったわね。あとで聞くか」
ガラガラ??
宗介「諸君、おはよう」
恭子「あっ、相良くんおはよー」
宗介「常磐か、おはよう」
恭子「聞いたよー。カナちゃんに朝ご飯作ってもらったんだって?」コノコノ
宗介「肯定だ。先程は本当に助かった。千鳥、改めて感謝を」
かなめ「いくら感謝されても足んないわよ、今日の放課後になんかオゴんなさいよね」
宗介「勿論だ。好きなものをご馳走しよう」 恭子「あー、デートの約束してるー」
宗介「デートか。そうだな」
かなめ「そんなんじゃないわよ!この馬鹿っ!」バシッ
宗介「千鳥、痛いぞ」
かなめ「うっさい!……キョーコぉ、あんたも今日可愛くないことばっかり言うわね……」
恭子「えへへ」 かなめ「まぁいいわ。放課後、キョーコも一緒に来なさいよ。少しでも料金高くしてやらないと気が済まないわ」
恭子「えー、相良くんいいの?」
宗介「ああ、一緒に来るといい。千鳥と常磐にはいつも世話になっているからな。そのお礼だ」
恭子「やた。じゃあ、お邪魔しちゃうね」 ガラガラ―
恭子「あ、先生だよ」
担任「さぁ、みんなー席についてー」
生徒「日直ー」
かなめ「あ、あたしか。起立ー、礼ー」
一同「おはようございまーす」
担任「みんなおはよう。急な話で申し訳ないんだけど、今から職員会議があるの。だから一時限目は自習にさせてちょうだい」
担任「あ、やっぱり作文でも書いてもらいましょうか」 一同「えー」
かなめ「あたし、作文苦手なのよねー」
宗介「ふむ」
担任「ブーブー言わないの」
担任「テーマは時事。教室のテレビ点けていいからニュースの中から気になった話題を選んで作文用紙二枚以上書いてちょうだい」
かなめ「二枚なら楽勝ね」
恭子「だねー」
宗介「うむ」 担任「じゃあ先生、職員室に戻るけど、みんな、あまり騒がないようにね」
一同「はーい」
担任「千鳥さん、みんなが書き終わったら集めて職員室に持ってきてくれるかしら」
かなめ「わかりましたー」
担任「じゃあお願いねー」
ガラガラ―
かなめ「うっし、ちゃちゃっと終わらせて寝よっと」 恭子「もう、カナちゃんたら」
宗介「千鳥、自習とは言え授業中に居眠りはよくないぞ」
かなめ「あんたのせいで寝てないのよ。偉そうなこというんじゃねーわよ」
宗介「む……。すまん」シュン
かなめ「もういいから。ほら、テレビ点けて作文用紙みんなに配ってきてなさい」
宗介「了解だ」ガタッ 恭子「んー何書こうかなー。カナちゃん何書くー?」
かなめ「あたし、今日のニュース見てないのよねー。御嶽山噴火のことでも書こうかな」
恭子「あー、あれ大変そうだよね」
かなめ「亡くなった人も多いみたいだし、登山する前の情報収集について、とか」
恭子「それいいね。わたしもまねしちゃおうかな」
かなめ「ちょっと、ずるいわよ」
宗介「配ってきた」 宗介「千鳥と常磐の分はこれだ」スッ
恭子「相良くんありがとー」
かなめ「ごくろーさん。ソースケ、あんたは何を書くの?」
宗介「シリアの紛争関連だな」
かなめ「あー、それもなんか騒いでるわね」
宗介「うむ。ISIS側の立場から、トルコ侵攻も視野に入れた作戦立案書を提出するつもりだ」
恭子「それって作文……?」 かなめ「ホント軍事馬鹿なんだから。まー好きにしなさい」
宗介「そうする」
かなめ「あ、そういえばソースケ」
宗介「なんだ」
かなめ「あの大学生たちとはどういう関係なのよ?」
宗介「彼らか。今後同業者になる予定だ」
かなめ「は?」
宗介「傭兵になりたいと志願してきたのでな。向こうの知り合いに紹介すると同時に安全な渡航方法をレクチャーしていたのだ」
恭子「え……?」 かなめ「あんた、それ詳しく話しなさい」
宗介「ふむ、構わないが」
かなめ「いいからはやく」
宗介「わかった。俺の昔からの友人で同業者の男がシリアで戦っていてな、以前から人員を増やしたいと言っていたのでこちらで募集を出して、それに応じてきた彼らを紹介したのだ」
スパーンッ!
かなめ「馬鹿なんじゃないのあんた!?」
宗介「痛いぞ千鳥」 かなめ「痛くしてんのよっ!つか、あの人たちを戦争してるとこに行かせたってこと!?」
宗介「そうなる」
ガシッ
かなめ「そうなる、じゃねーわよぉぉぉっ」グググ
宗介「ぐおおっ」ギリギリ
恭子「あ、アイアンクロー!?完全に極めれるなんて女の子の握力じゃないよカナちゃん……!!」
かなめ「大学生に虐殺だの拉致だのさせるつもりで昨日集まってたのかっ」グググ
宗介「ち、千鳥待て。話を聞け……っ」ギリギリ かなめ「つか、何!?あたしに作らせたご飯は最後の晩餐だったってこと!?いい加減にしなさいよぉあんたぁぁぁぁぁっ!!」ギギギッ
宗介「誤解だ……!説明をさせてくれっ」ギリギリ
かなめ「……これ以上ふざけた事言ったらこんなもんじゃ済まないわよ!きっちりしっかりはやく説明しなさい」パッ
宗介「くっ、りょ、了解した。しかし君の握力はどうなっているんだ……」
かなめ「とっとと話す!」
宗介「……まず、彼らを紹介した先は君たちがイスラム国と呼ぶISISではなく民間軍事会社だ」 2014年ネットニュースMVP「ネトウヨ、ソウルフードを韓国の料理と勘違い」 [転載禁止]??2ch.net [409866914]
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