超能力開発について「認識のズレ」によって、
小さな世界を歪めることで、大きな世界に超自然現象を引き起こす。
それ以前から天然で能力を発現させた者である原石が存在する。
また、「才能なき人間」が原石という「才能ある人間」と対等になる為の技術として、魔術が生み出されている。
例えば、自然的現象が99%存在し、超自然現象が1%存在する時には、
普通の人間が観測すると99%の確率で自然的現象が起こり、超自然現象が起こる確率はわずか1%でしかない。
しかし脳を操作された人間は、1%しか存在しないはずの超自然現象を観測し、本来の確率を無視して無理やり発生させることができる。

ともあれ、「自分だけの現実」を持っているということは「まともな現実から切り離されている」という一種の精神障害と同義であり、
事実「自分だけの現実」を極めた存在とも言える者は、全員が人格破綻者として広く知られている。