水原氏が契約解除されて以降、初めての肉声だった。この日、大谷とともに会見室に入ったのは、新通訳のウィル・アイアトン氏だけではなかった。アンドリュー・フリードマン編成本部長、スタン・カステン球団社長、デーブ・ロバーツ監督、ブランドン・ゴームズGMら首脳陣が続々と入室。さらにケリーとヘルナンデスも続いた。

 ハリス記者も「そしてなんとジョー・ケリー、エンリケ・ヘルナンデスも彼と一緒に入室した」と驚きをもって伝えた。その後、「用意した声明文を見るために下を向いたときを除いて、オオタニはずっと無表情で前の方を見つめていた。彼自身や、ドジャースの選手、役員もあまり反応を見せなかった」と静かに聞いていたことを明かした。

 無言で見守る同僚や幹部の気遣い。ファンも「みんな見守ってくれてたんだ こんな仲間がいるから、大谷さんは大丈夫……!」「彼が一人じゃなくてよかった」「みんなが大谷さんを見守っていたんだね」「涙が出るよ……」と感激していた。