その職員によると、水原氏は立ち上がり「申し訳ありません、謝罪します。私にはギャンブルのトラブルがあります」と告白。1人の選手が「それがどうしたの?」と聞いたので、球団社長が「オオタニがそれを払った」と説明したという。その瞬間に大谷の様子が明らかにおかしくなり、ミーティング後に別の通訳を連れて話の内容を確認しに行ったようだったという。

 水原氏は違法なスポーツ賭博で多額の借金をし、大谷の口座から胴元に送金があったことが明らかになった。金額は少なくとも450万ドル(約6億7500万円)に上ると報じられた。大谷の弁護士事務所は「巨額の窃盗被害にあった」と声明を出したが、その1日前には大谷の広報担当と水原氏がESPNの取材に対し、大谷が水原氏の借金を肩代わりしたと説明していた。