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https://www.fnn.jp/articles/-/678353?display=full

一夜明けて宇野は、今の率直な気持ちをこう語った。

「ショート、フリー両方終わって、世界選手権を無事に終えることができて、うれしく思う気持ちと、もちろん、最高の演技とはならなかったという気持ちもあります。

けれど、今日までの積み重ねた練習やかけてきた思いは、どんな演技であれ、しっかり自分の今後の人生のためになる時間だったと思えている。すごくいい試合になったかな」

ハイレベルな戦いを終えて、フィギュアスケートという競技のレベルが年々上がっていくことを実感していると宇野は言う。

「フィギュアスケートというものは、1年ごとにトップのレベルがどんどん、どんどん上がっていくスポーツだなと改めて感じさせられました。こうして長く、この場で戦えていることをすごく嬉しく思います」

「精一杯やりきったシーズンだったと思っています。

どんな心境の時も、自分がやらなきゃいけないことを最大限やった上での試合、そして練習だったと思います」

「いい試合、結果が伴わなかった試合もあったかもしれませんけれど、どちらも今後の自分のためになると思います。

そして、その後悔がない日々を送ってきたからこそ、自分のどんな結果もしっかり納得して受け止めることが今はできています」

宇野は続けて、躍動する後輩たちへの思いも語る。

「すごい後輩たちが育ってきていて、優真くんは数年前からトップで戦っていますけど、佳生くんも日々一緒に練習したり」

「今大会は実力の100パーセントを発揮できなかったかもしれませんけれど、でも彼らの持つ才能、そして今回出場していない選手の中でもたくさん才能のある選手がいると思います。本当に今後期待が高まる選手たちがいっぱいだなと感じています」