委嘱活動・新作初演にともなう問題点を挙げるスレ
最近は、高校生のみならず中学校まで、コンクール等での委嘱作品初演が行われているのだが....やはり委嘱活動をするにはそれなりの覚悟が必要なのだろうか.... >>48
1人1声ってことだろう。
前の年にアリオンが藤家渓子に委嘱したときも、指揮者の田中信昭氏から
「アリオンのメンバー30数名が各々違う声部を歌うという、そんな難しいものでも大いに歓迎」
と言われたそうな(できてきたものは一応4部、ただしdivが多用されていたが)。
恐らく杉山氏にも同じようなオーダーをしたんではなかろうかと。
東京六連合同ステージのために書き下ろされた曲だと、男声4部合唱×6群の、林光作曲「哀しみの歌」というのがある。 法政アリオン委嘱作品、個人的には楽譜をもっと出版してほしいと思うんだが、
男声合唱、しかも無調作品となると売り上げ的に考えて、どうしても無理なんだよな。
(出版作品は今のところ「コンポ6番」と「王孫不帰」くらいか?)
三善「縄文土偶」や一柳の「鎮魂歌」、権代敦彦の「Hymmnn & Lament」なんかは歌ってみたいと思うし、
アリオンの十八番、高橋悠治の「回風歌」なんかも好きw >>51
出版作品、他にもあるよ。
・三善晃「五つのルフラン」
ttp://editionkawai.shop16.makeshop.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=002003000035
・柴田南雄「美女打見れば」
ttp://www.zen-on.co.jp/disp/CSfLastGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=14792
・藤家渓子「十牛図」
ttp://www.zen-on.co.jp/disp/CSfLastGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=14815
・三輪眞弘「無限旋律生成術」
ttp://www.mother-earth-publishing.com/catalog/product_info.php?&products_id=237
「五つのルフラン」と「美女打見れば」はけっこう再演されている。
「十牛図」はアリオンしか取り上げたことないんでは。
「無限旋律生成術」を出したマザーアースはなじみの薄いところだし、
出版にあたって声種の指定がはずされたので、予備知識がないと探しにくい。
ほか、全音のサイトによると、だいぶ前から西村朗「かつて信仰は地上にあった」が出版準備中となっているが……。
ttp://www.zen-on.co.jp/cms/docs/test/nishimurashin4.html#CHORAL%20WORKS 高橋悠治は、ホームページで自作品の楽譜のいくつかを公開してるけど、
「回風歌」は無いんだよな。
どこかで出版すればいいのに。 自分がいた大学合唱団でも委嘱作品やったが、全曲完成に二年掛かった。
しかし、この作品、時の学指揮が、ライバル大学の委嘱作品演奏が大成功を収めたのに触発?されたのか、ほぼ勝手に、とある作曲家に委嘱したもの。
初演はしたものの、CD録音は別の合唱団が行った。 >>54
初演とCD録音が違うって「誰かが時を」くらいしか思いつかんな 知ってる範囲だと、千原英喜は早い方だと思う。その上、そう滅多矢鱈に書き直したりもしない。
その代わり、出版に際しては若干の改訂をするけど。近松とかはフレーズが増えてたかな。
こっからは一般論。スレタイに沿った話題ね。
作曲家の方も、良いもの作りたいのはわかるけど、未完成譜を(随時)渡すのは倫理的にどうかと思う。
それすらしないのは更にどうかと思うけど、期限内に出来上がった曲を提供するのが(プロとして)当然だろうに。 >>56
「未完成譜を(随時)渡す」って、1楽章ずつ渡してくってこと?
それとも、いったんまとまった分量を渡しといて、追々「○○ページの○○小節を変更してくれ」って訂正が入ってくの?
前者ならありがたいけど、後者はちょっと迷惑かも。
千原さんは初演譜から改訂した形で出版することが他の作曲家よりも多いんでは。
「方丈記」みたいに、初演ではチェロのオブリガードが加わっていたものを、出版段階で無伴奏にしたって作品もあるし。
>>54-55
最近はジョヴァンニのライブ録音盤のおかげで初演団体による演奏がCDに入るケースが増えてるけど、
かつては初演とレコーディングを違う団体がやるほうが普通だった。特に東芝EMI。 >>51
権代とか一柳歌いたい人なんているんだねwww俺は絶対歌いたく無いけどwwww
回風歌とかかつて信仰は地上にあったなんかはもうちょい広まってもいいと思うんだけどね。少人数でも演奏出来る曲だし >>58
一柳作品も近年の合唱曲はオーソドックスだぞ。昔からは想像も付かないぐらい。 >>59
そうなんか...。一柳作品なんてほとんど聞く機会ないから未だに鎮魂歌みたいな曲ばっかりなのかと思ったよw
一柳作品を好んで取り上げるのってどのへんの合唱団になるんだろうね? 委嘱初演は金銭面と完成する時間と練習する時間を兼ね合いをつけるべし。
特に他所でも広く取り上げられるような作品にしてもらえるように作曲家に
申し立てておくべし。 一柳慧といえば、合唱の最近作では委嘱の際にあるリクエストがなされたようで。
ttp://www.nara-su.ac.jp/~nishioka/chorus/2008/miraihe.html
>>60
取り上げる合唱団はそんなにない。
あなたみたいに旧作の印象で食わず嫌いをする人の存在もあるが、そればかりでなく、
ヴィオラとかチェロとかフルートとかマリンバなどみたいな楽器を使う曲が多いのも一因。 >>62
そのページを何故か開けないのだが、西岡先生のページであることは把握
やっぱ信昭センセの影響をこの人は強く受けているんですかね >>61
「特に他所でも広く取り上げられるような作品に」については場合によりけりかな。
団歌・エールみたいに委嘱団体しか演奏しない性質の曲もあるわけで。
>>63
> 作曲に関しても、一柳先生には無理難題をお願いした。
> つまり、阪大混声の団員はほとんどが大学に入ってから合唱を始めた者なので、高い技術力が必要とされる曲は歌えない。
> 平易でありながらも、深い内容と高い芸術性を持った曲を書いていただきたい、とお願いしたのだった。
信昭センセが振ってるローレルエコー(大阪にあるシルバー混声合唱団)でも団長さんが委嘱の際に同様なリクエストをしてるそうで。
一柳の「詩の中の風景」はそのとおりになった曲。
ただ、それでも平易とは言いがたい曲が書き下ろされることがあるそうで。
三善に委嘱した「五つの願い」はアカペラなのに初演ではピアノと一緒じゃないと歌えなかったりとか、
高橋悠治「かがみくもりて」みたいに図形楽譜が届いたりとか。 >>64
丁寧なレスサンクスw自分がいる合唱団が委嘱する時も参考にするわw
高橋悠治の作品は意外と見かけ倒しなイメージが強いんだが、偏見だろうか? >>66
確かに高橋悠治氏はキレ者なので・・・そう思うのも無理はないと。なんか哲学なかんじだけど、魅力的でもある。 「合唱曲を作っている人どうしで語り合うスレ」に委嘱料のことが書いてあるんで、メモ。作曲者名の五十音順。
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/chorus/1119771290/
○青島広志
・委嘱時のマナーについて ttp://www.yodokon.jp/plaza/21.html#Aoshima に書いている
・1982年作曲「ギルガメシュ叙事詩 出発の巻」は10万円、1983年作曲「ギルガメシュ叙事詩 帰郷の巻」は20万円
(いずれも委嘱初演者の関西学院グリークラブが提示した金額)
・ある男声合唱曲について、全曲完成が締め切りを大幅に過ぎたため、作曲料の減額を申し出たことがある
○鈴木輝昭
・委嘱曲が締め切りまでに完成しなかったので演奏可能なところだけ部分初演、このとき約束の作曲料を全額支払い
それを翌年の定期演奏会で全曲初演した際、作曲料を追加で請求した
○西村英将
・2008年時点で、組曲1つ20万円
○信長貴富
・1999年に作曲された「新しい歌」委嘱料は20万円だか25万円だか
・2009年初演の「新しい歌」混声2台ピアノ版は、前年に初演された男声2台ピアノ版からの移調のみということで手間賃実費のみ
・最近ある学生合唱団が提示した新作委嘱料は100万円
信長さんに補足すると、2008年初演「風の季節・花の季節」の作曲料は約100万円(信長スレより)。 こうして見ると、委嘱料を決めるのは曲の規模じゃなくてネームバリューだな。
もちろん、実力と実績を反映しているってことなんだろうが。
タダタケ先生、組曲一つ50万でオッケーなんだとか。いい人だね。 >>69
それ学生料金では。
自分が一般団体から聞いたところだと組曲一つ70万だとか。 >>71
俺が聞いたのは一般の合同演奏のとき。
どっちにしてもネームバリューのわりに安いな。 参考にはならんだろうがキダ・タローは数年前のテレビ番組で、
数十秒のCMソングでも大編成のオーケストラでも1曲あたり100万円だと本人が言っていた。 そりゃ、マーケットが違えばそれくらい違って当然だと思うよ。
Wikipediaによると、
スティーヴィー・ワンダーに歌を1曲書いてもらうのには、10億円かかるらしいw もう次元が違いすぎて何が何やら・・w
ま、50万円レベルでも合唱の世界ではキツイと思うよ
下手すると演奏会ノルマが跳ね上がりすぎてオンステする意欲が萎える プロがやる作曲の中では、合唱曲って一番安い部類じゃない?
組曲とかひとつ書くの大変だよ。
委嘱料だけで食っていけてる作曲家なんて、ほとんどいないんじゃない?
若手作曲家の北川昇なら、組曲1ついくらくらいだろう・・・?
ネームバリューから、よもや青島や西村より低いとは思えないけど・・・ >>78
>青島や西村
朗じゃないほうの西村だよね?
青島広志は最近は創作活動してないみたいだけど、
作曲料はそれなりにすると思うぞ。 北川への委嘱はどうだろう。俺だったら絶対にしない。
それなりにネームバリューはあるけど、それだけって感じだし。
>>80
定演だったら客寄せには良いと思うけど・・・ うーん。 >>69
タダタケは日曜作曲家だし。
>>78
みんな安いから頼んでんじゃないの?
>>67
しっかし、照焼はセコイなw 北川は伊東恵司がこぞって取り合げたり委嘱したりしてるけど、いいと思える曲は少ないな。 >>82
若手は安くすませられるし、北川の場合出版の可能性もあるから話題性もあるしね。
>>83
自分もシャガール以外はどうもね。。。 船本たかひろとかどうなの?
すごく安くやってくれて仕事は早いらしい。
合唱は得意じゃない?
>>84
シャガールも表題曲以外は好きじゃない…
>>85
吹奏畑の人だろ 伊東恵司あっての北川か。
そろそろ本当によい曲を書かないと埋もれてしまうかもしれないな。
>>78
西村英将と同程度では。キャリアも年齢も実績も大差ないし。
>>82
タダタケが富士銀行(当時)を退職し、作曲専業になってから10年以上たつわけだが。
>>88
去年あたりから伊東恵司以外の合唱団・指揮者も委嘱するようになってる。
そのうちの一つ「あの日たち」は、初演者たちには割と好評だったみたい。 >>89
それは「作曲専業」じゃなくて
楽隠居の手慰みと呼ぶべきだな。 >>90
全日本合唱連盟理事長の現職者も「楽隠居の手慰み」?
おれはそうは思わないけど。多田武彦もしかり。 北川の「かなうた」は割と良かったよ。
ESTの演奏が神がかってたせいかもしれないけど >>92
スレ違いはご勘弁願いたいが、確かに最近のESTは凄い。 >>92,95
日本語不自由にして生きておりますw見事に間違えましたw
自分のことを書こうとしたのです…スレ違い。 多田武彦には頼むなよ。タダタケには。
タダタケなんて、委嘱料が、ただ高えだけ。
合唱界の大物ってオヤジギャグが好きなのが多いのか?
ウチの支部のトップもオヤジギャグの大家なんだが。
>>104
池辺氏の仕事場がある北海道の支部トップがそういう人らしいね。
>>105-106
住吉三滋氏のことかな? >>107
いや、ウチはそことは全然違うんだが・・・
やはりダジャレが好きでないと合唱界では大物になれないのか。
大物の作った曲とか、あるいは委嘱した団体がコンクールで好成績を残した場合は
その曲は出版されたりして歌い継がれるが、そうでない曲は悲惨だよね。
コンクール曲だったら、その年だけの演奏でチョン。
コンクール曲でなくても、その団の定期演奏会などでときどき演奏されるだけで、
他にはまったく日の目を見ない。つきあいでチケット買わされた、あるいはタダでもらった
客は、出来の悪い曲をその都度聞かなきゃなんない。
そうだな いちぶの裕福な団の演奏会に行くと
誰も知らないような委嘱曲をやっていたりする。
しかし世の中には、わざわざそういったマイナーな曲を発掘・収集する奇特な人間もいるわけで、世の中色々だ。 奇特ね。その手の曲でまともな曲ってあるのかね。
そうして発掘されてメジャーになった曲ってあるの?
>>112
極稀に良曲が見つかって脚光を浴びることもある。闘魂とか率幽界とかで。
まあ作曲家からすれば、たとえ出版されなくとも、上手い団体に演奏してもらったり、
特定の団のレパートリーになればそれで満足じゃね? ステップとしてはそれでもいいけど目標としてはやっぱ広く歌われたいんだよ >>111
たとえば清水敬一あたりのことか。
>>112
大バッハの「マタイ受難曲」なんて初演から100年ほど埋もれてたんだぞ。
>>114
それが一般的だけど例外もいろいろある。
エールや団体歌のたぐいとか、委嘱団体だけを想定した特殊な編成の曲とか。 >>114
自分としては、出版とか多くの合唱団で歌われるより、良い演奏をしてもらう方がいいわな。 >>116
良い演奏が出来れば自然と出版の道も開けるし、多くの合唱団で歌われることにも
つながる。しかし、元となる曲の出来が良くないといけないし、歌う団の実力も必要。
なかなか難しいね。
>>117
ところが現代音楽や変則的な編成だと、余程名前売れていない限り出版されないのが現実。 >>118
「ところが」の接続詞の使い方がが少し不自然だぞ。
117では「難しい」と評しているわけだし、しかも、君自身は、「現代音楽や変則的な
編成」というこれまで出てきていない条件をくっつけている。
それとは別に、一般的には、
無名でもコンクールで全国大会に出たりすれば出版される傾向にあるよ。
>>119
たぶん
> 良い演奏が出来れば自然と出版の道も開けるし、
に対する「ところが」だと思う。
確かに接続詞の使い方が不自然だし、そういう言葉の扱いをする人が作曲してるとしたら大した作品ではなさそうな気もする。
もっとも、三善晃みたいに飛躍だらけの悪文を書く大作曲家もいるけどね。 2チャンネルに書くヤツなんてなんにも考えてないで書いてるだろ。
>>119,120
国内においてはそうかもしれないね。友人もマザーアースから出版されてたし。
海外だと、たとえプロ合唱団の演奏によってCDレコーディングされても、出版される機会は少ないよ。 誰だよ、この知ったかぶり → ?2BP(777)
ワタクシは諸外国の合唱事情に精通しておりますだって?
>>123
いや、CDとかで気に入った楽曲の楽譜を入手すべく、その国の合唱連盟や作曲家本人にたずねても、
かなりの確率で未出版(もしくは絶版)という回答が返ってくるので。OTL
>>124
残念、ハズレだ。 信長氏は芸風が幅広いんで、委嘱時にお任せにすると、何が来るかわからない部分があるみたい。 信長さんや北川さんに曲を委嘱するときってどこにコンタクト取ればいいんかね?
事務所とかあったらいいのに・・・ >>128
つてがないなら出版社気付でコンタクトをとればよかろう。
ツイッターやってるなら北川さん宛にダイレクトメッセージで打診してみるのも一案。 委嘱して自分らの団体が初演したはずの作品が、
別の団体からの委嘱作・初演したという扱いで出版されていたorz
そういうことってあるん? 単純なミスじゃなくて黒歴史にされたってこと?
それは・・・契約違反なんじゃないの? すまん。
探してみたら、今は販売してないっぽい。
けど出版された当時は別団体からの委嘱作品と書いてあった。
その団体が初演としてYoutubeに載せていたが、それも今なくなってるや。
書き込みなんかでは、自分達が初演しましたってのは出てくるけど。
そうか〜と。
出版される前に初演したので、
大人の事情でそうなったのかも知れないけど。
自分達が委嘱したことや初演したことが
なかったことになってるみたいでちょっと寂しい。
上のほうで書いてる人いるけど、
演奏会にのせるギリギリまで何度か書きなおしあったり、
最終稿いつ!?みたいなのがあってそれも面白かった。
指導にも来ていただいたり。
思い出として残ってるからいいけどね。 委嘱団体が金と時間かけて世に送りだした作品なんだから、それはナシだと思うけども… 委嘱作品であれば、初版の楽譜に作品が世に出た
いきさつが書かれている筈です。
そのいきさつが事実でなければ、その出版された楽譜
自体が事実に反する訳です。
>>132
その作品って>>43でタイトルが挙がってる混声合唱曲?
>>134, >>137-138
もし上記のとおりなら、まさしく「大人の事情」ですな。 依頼するほうとしては、良い作品・現実的な作品が〆切以内で上がってきてほしい、
っていう願いだけだけど、まぁ創作というものは難しいのでしょう。
でも、礼儀だけは守って欲しいよね。 上○真○の締め切りの守らなさはヤバイ
一昨年も、去年も、今年もかよー・・・ >>141
その人って、輝昭さんみたに「落とした」ことはある? 輝昭と比較するのはあらゆる作曲家に対して失礼じゃね >>142
去年はマジでやばかった。何で演奏○日前なのに完成してない楽章があるの orz
普通の団なら落ちてもおかしくないレベル。
自分的には曲も微妙だったので、あとで他グリーのコンサートとかで他の委嘱作品をきいてさらに orz...
名古屋の学生団体は一年前に依頼して、
演奏会前日に四曲中二曲しか届いてなかった聞いた。