【詩仙】漢詩について語るスレ【詩聖】
軍事などばかりで、文学の英雄について語るスレがなかったので。
杜甫や李白、曹植などの詩人、
王昭君や楊貴妃など詩のモデルになった人物などについて語るスレです。
もちろん賦や楽府、表などについて語るのもOK 我は愛す山中の月。炯然として疎林に掛かるを。幽独の人を憐れみて、流光 衣襟に散ず。
我が心、本、月の如く、月もまた我が心の如し。心と月と両つながら相照らし、
清夜とこしえに相尋ぬ。
<真山民>
これは俺だよ、と言ってみたい。とにかく格好良い詩。
この真山民は宋末の進士ということぐらいしか分かっていない、本名も忘れられた
詩人らしいですね。もっと他の詩も知りたい。 新漢詩紀行が3月末からはじまるそうなので楽しみになりました。 >>137
長安に男児あり、二十にして心すでに朽ちたり〜
やさぐれた人には現代でもぴったり来る詩人だ。逆に言えば李賀の詩を喜んで読む
ようになったらもうやばいということだ。
〜人生窮拙あり 日暮いささか酒を飲む。
ただ今道已に塞がる 何ぞ必ずしも白首をまたん
李賀は漢詩人の中では珍しく若さというのをすごく感じさせる。青春の蹉跌というのが
詩の中に漂っている。若さゆえの未熟さが詩中にある。
俺も李賀の詩が好きだ。もうやばいな俺。
>>140
良いのは無いと思う。
特に岩波文庫の翻訳は最悪。原文にない言葉を勝手に付け加えたりして、だらだらと
冗長な訳にしてる。漢詩の魅力の一つは簡潔さだと思うけど、もうできそこないの散文
みたい。李賀の詩は難しいだろうと親切心で説明過剰にしちゃうんだろうね。
李賀に限らず、意外と漢詩の名訳は少ないと思う。アブー・ヌワースやハイヤームなみの
美しい口語訳が出てくれないかなと思う今日このごろ 黄鹤楼
(唐)崔颢
昔人已乘黄鹤去,此地空余黄鹤楼。
黄鹤一去不复返,白云千载空悠悠。
晴川历历汉阳树,芳草萋萋鹦鹉洲。
日暮乡关何处是?烟波江上使人愁。
大学入試で漢詩が出た。
酒飲んでも余計なこと考えないから頭は冴えてるよって奴。 ニートとアル中と就職浪人に限って
良い詩つくってるよなwww 曹操とか、生涯一公務員だった白楽天とか、下戸だった王安石とかもいるけど、一般的にはそうかも。
放浪詩人うらやましいよ。
仕事が嫌になったらこういう詩読んで慰めることにしている。
「早秋苦熱堆案相仍」 杜甫
七月六日苦炎熱 對食暫餐還不能
毎愁夜中自足蠍 況乃秋後轉多蠅
束帯発狂欲大叫 簿書何急来相仍
南望青松架短壑 安得赤脚蹋層氷
「早秋に暑くて書類が一杯」
七月六日、暑くて苦しい ご飯を食べようとしても食うことができぬ
毎夜の愁いはサソリで一杯なこと その上秋になってから蠅まで多くなってきた
正装をしていると暑くて叫びそうになる なのに何で書類が急に押し寄せてくるのか
南方に松が絶壁に生えているのが見える 裸足であの下にある氷を踏めるなら気持ちが良いだろうに
季節外れだし、決して傑作とは言えないが、漢詩ならではの詩だなと思う
あと、杜甫さん・・・w 奇襲掃滅布哇州 邀撃覆滅馬来沖 劈頭震凱満点下 安知百錬期此秋
太平洋戦争開戦から3日後、重巡洋艦「鈴谷」の木村昌福艦長が艦内で作った漢詩です
兵学校での席次は最下位に近かった艦長だと言いますが
このあたりの時代の人たちはこういった素養を自然に持ち
普通に漢詩をつくることもあったのですね、現代とは大きく異なります 出来が良いとは思えないけどね
とはいえさらっと漢詩を作れるのは凄いね >>145
孟浩然は科挙に受からなかったので、春眠暁を覚えず〜
無職ニートなので朝早く起きなくても良かったらしいですね。 >>138
それは楽しみ!
90年代の漢詩紀行は見てましたが(VHSで録画も)DVDのほうも何とか
レンタルできるようになりませんかね? 飼っていた猫が死んだ…(つд;)
梅堯臣の「祭猫」を声に出して詠んだ
五白の猫を有してより
鼠は我が書を侵さず
今朝 五白死す
祭って飯と魚とを与う
之を中河に送って
爾を呪するは爾を疎にするに非ず
昔 爾は一鼠を噛み
くわえ鳴いて庭除を巡れり
衆鼠をして驚かしめんと欲し
意は将に我が廬を清めんとするなり
一たび舟に登ってより来
舟中 屋を同じうして居る
糟糧 甚だ薄しと謂えども
漏窃の余を食うことを免る
此れ実に爾の勤むる有ればなり
勤むる有ること鶏猪に勝る
世人は駆駕を重んじ
馬轤に如かずと謂う
己んぬる哉 復た論ずる莫らん
爾の為に聊か祈歔せん
…変換できない字は似た字に代えた >>152
同感。韓愈の「落歯」(歯が抜けた)って詩とかねw
>>151
つ◇ ハンカチドゾー
>>153
しかし、「落歯」はあまりにもつまらなすぎる。また、全体的に韓愈には詩心がない。
ただの雑文に韻を付けただけで詩だ!と言われてもさ・・・。
杜甫こそほとんど日記に韻を付けて詩にしてるようなものが大量にあるが、それでも何故か
ドラマチックな部分がある。あれは才能なんだろうな。 >>150
hddを買った時、一番最初に録画したのが漢詩紀行だった。 安 能 摧 眉 折 腰 事 权 贵,使 我 不 得 开 心 颜 いつ読んでも泣けるのは文天祥の「過零丁洋」
有名すぎるが、なんだかんだ言ってこれが好き 洛陽城裏見秋風
欲作家書意萬重
復恐怱怱説不尽
行人臨発又開封 猿鳥猶疑畏簡書
風雲常為護儲胥
徒令上将揮神筆
終見降王走伝車
管楽有才元不忝
関張無命欲何如
他年錦里経祠廟
梁父吟成恨有余 漢詩を読むときは、音読する。ぶつぶつと。
原のそこから湧き上がる、腹で聴いたり考えたりしているような。
西洋の詩や哲学書を読むときとはぜんぜん違う。
わからない・・・ 太平洋戦争中の昭和19年、転勤で艦を去ることになったある潜水艦の艦長が
潜水艦搭載飛行機のパイロットに渡したのが自分のシャツに漢詩を墨痕あざやかに書いたもの
酒に酔うと艦長がよく吟っていた氾希文の詩だったそうです すみません以下の文の日本語訳が分かる方いらっしゃいますか??
また、これは誰が書いたものなのでしょうか。。
調べましたが中国語のサイトばかりで(><)
藤梢橘刺元无路,竹杖棕鞋不用扶。风自远来闻笑语,水分流处见江湖。
回观佛骨青螺髻,踏遍仙人碧玉壶。野客归时山月上,棠梨叶战暝禽呼。 >>163
蘇軾の「宝山新開径(寶山新開徑)」じゃね?
自分で書き下したり訳したり響きを楽しむのが、漢詩なわけで
質問ばかりするのはいくないアルヨ。 遅れて来た者ですが、書き込みは>>164 で、終わりなのですか。
どこかに続きがあるのですか。 大学の編入試験に漢文(レ点とかがない)がでるんですけど、頻出の作品とか作者を教えていただけませんか??勉強しといたほうがいいものも教えてください。 ここはそういう質問するところじゃない
漢詩を楽しむ場で受験勉強の話するなんて無粋だぞ
風流を理解しない奴は去るべき 良スレですね。交ぜてください。
メジャーな詩人のメジャーな詩から、季節に合ったのを
問劉十九 劉十九に問う 白居易
螘新醅酒 緑螘 新醅の酒
紅泥小火爐 紅泥 小火の爐
晩來天欲雪 晩来 天 雪ふらんと欲す
能飮一杯無 能く一杯を飲むや無や
ふつふつ緑に熟した新酒
丹塗りの小さな燗のための炉
今夜は雪が降りそうだ
で、一杯のみにこないかい
「螘」は蟻の同義語。酒麹の表面がプツプツ発酵している様。
「劉十九」の具体的な人物は不明。「十九」は一族男子同世代の長幼の順で、親しい
間での呼び名。ちなみに1番目のみ「大」。排行というものです。
このスレでは周知でしょうが一応。
燗酒が恋しいです。思い切り飲みたいなあ。 >>133
超亀だが。それ魚玄機じゃないですかね。
詩題は「祟真観南楼に遊び新及第題名の処を覩る」
雲峰滿目放春晴 雲峰 満目 春晴を放つ
歴歴銀鉤指下生 歴々たる銀鉤 指下に生ず
自恨羅衣掩詩句 自らを恨む 羅衣の詩句を掩うを
擧頭空羨榜中名 頭を挙げて空しく羨む 榜中の名 詩人の詩もいいですが、こんなのも
馬上作 戚継光
南北驅馳報主情 南北に駆け馳せ 主情に報い
江花邊月笑平生 江花辺月 平生を笑う
一年三百六十日 一年三百六十日
多是戈馬上行 多く是れ 戈を横たえ馬上に行く 黄巣作 題菊花
颯颯西風滿院栽
蕊寒香冷蝶難來
他年我若為青帝
報與桃花一処開
中国ではどうやらかなり有名な詩のようだが、やっぱ最後一句が絶妙だね。
ちゅうちょう
一春惆悵残三日 一春の 惆 悵 三日を残し
酔問周郎憶得無 酔いて周郎に問う 憶え得るやなきやと
りゅうじょ
柳絮送人鶯勧酒 柳 絮 人を送り 鶯は酒を勧む
去年今日到東都 去年の今日 東都に到る
この読み下しには間違いがあるようです。どこか教えてください。
ちゅうちょう
一春惆悵残三日 一春の 惆 悵 三日を残し
これは、白居易の詩でしょうか。
大した間違いではありませんが、
三日を残し というと、 あと三日ある、 という意味ですから、
「惆悵」 つまり、嘆き悲しむことが、あと三日残っている、というのは変かも知れません。
「残ること三日」 とか、 「三日を残(そこ)ね」 などと読んだほうが良いように思えます。
詩仙詩聖詩仏詩鬼詩魔
この類の異名や敬称ってこれ以外にもある? すみません。
高校の時によんだ漢文の話で出てくる詩がとても好きで、出典を知りたいのですが、どなたかご存知の方はいらっしゃらないでしょうか?
ストーリーは、
あるところに酒を造って旅人に振る舞っている老婆が居た。あるとき老人がやってきて、酒を飲むばかりでいっこうに去ろうとしない。
しかし気にせず老婆は酒を振る舞い続けた。すると、それに感心した老人は、自分が仙人であることを明かし、お礼に老婆の井戸を、酒の湧く井戸にして、去っていった。
その後老婆は酒を旅人に振る舞い続け、また酒の評判も上々であった。しばらくしてまた仙人がやってきて、老婆に調子を聞くと、
酒は大変ありがたいが、豚に食わせる酒粕が出ないことが残念だという。そこで仙人は笑って壁に詩を書き、立ち去った。
「天は高いけれど、人の心以上に高いものはない。酒の出る井戸を掘ってやったのに、こんどは酒粕が出ないと文句を言う。」
こうして井戸から酒は湧かなくなったという。 韓愈の散文で勉強したけど、韓愈も詩人なんだよね。
李杜韓白という言葉がある。 韓愈って「艱難汝を玉にす」の人だっけ?
「推敲」という故事成語のエピソードもこの人だったような ◆ 友を導け!
一、渋沢氏は、実業面だけでなく、社会福祉、教育・医療の発展、国際親善
交流などにも情熱を注ぎ、600余の社会公共事業に従事したとされている。
実業家は、いたずらに私利私欲を求めるだけではいけない。他人の幸福に尽
くしていかなければならない ── こう考えた氏は、道徳と経済の一致を主張
し、自らが模範の姿を示そうとしたのである。
氏が倫理の規範としたのが、孔子の『論語』であった。
氏は自身の著作『論語講義』の中で、次の一節を引いて論じている。
「政(まつりごと)をなすに徳を以てすれば、誓えば北辰(ほくしん)のそ
の所に居り、しかして衆星(しゅうせい)のこれに共(むか)うがごとし」
── 指導者が徳をもって優れた政治を行うならば、天空の星々が北極星を
中心に回るように、地上にも荘厳な調和を実現できるとの意味である。
国の為政者はもちろん、会社の経営者、教育者など、あらゆるリーダーが、
正義と人道の徳を輝かせ、その光で人々を導いていくべきである。それが氏の
理想であった。
私も今、創価の青年リーダーに叫びたい。
若き君よ、「正義と完勝の北極星」と光れ! わが生命の炎を赤々と燃やしな
がら、勝利へ勝利へと友を導いていくのだ。
老いたる父母(ちちはは)が築きたる創価の大牙城(だいがじょう)を守り
抜け!何があっても負けない「信心の王者」と立つのだ。
青年部の諸君、よろしく頼みます!(大拍手)
一、民間外交にも貢献した渋沢氏の幅広い交友関係を物語るように、飛鳥山
の自宅には、インドの詩人タゴール、中国革命の父・孫文、アメリカの第18
代グラント大統領など世界から数々の賓客(ひんきゃく)が訪れている。
「誠心誠意をもって人に対すれば、不思議なほど対手(相手)に感動を与え
るものである」(前掲『訓言集』)
誠心誠意! ── これが私たちの武器である。
わが足元から、感動と友情のスクラムを幾重にも広げてまいりたい 漢詩は文化人が悲愴な詩が主流になって、一般人からしたらとっつきにくものではある
詩経にもある周代の「こら、犬。そんなに吠えないで。家の人が目を覚ますじゃないの」という川柳のような素朴な詩をもっと浸透させたらどうか >>184
詩が盛んになった時が丁度兵乱の時代で国の行く末や儚さをセンチメンタルに考える時期だったのが大きい要因かもしれないね
素朴な日常に何かを見出す普通の人が持っている鋭い観察眼や想像力、微笑ましさを表現するのが流行るのは安定期