ちょっとたった頃、ロミ夫はロミ母の紹介で飲食店のバイトを始めました。
そして私はロミ夫の後押しもあり(何だかんだ優しい面もあるのです)、コンビニのバイトを始め、お互いに携帯を持ち始めました。
ロミ夫はよく携帯でスロットゲームをしていました。それを見る度に私は過去を思い出してしまい、不機嫌になりました。
そして段々と、ロミ夫が何をしていようと私はイラつき、当り散らすようになりました。ロミ夫は何も私に抵抗しませんでした。ただ黙って俯き、私の機嫌が治まると「ごめん」と一言謝りました。
それが悔しくて悔しくてたまりませんでした。
昔あんなにひどいことをされたんだ。私は悪くない。全部ロミ夫が悪いんだ。
そう思う自分が嫌でたまりませんでした。
付き合って間もない頃はとても優しくて純粋だったのです。私のことを一番理解してくれていました。私の事をたくさん褒めてくれました。私のために泣いてくれるような人でした。
なのにどうしてこうなってしまったのかと、とても複雑で、辛くてたまりませんでした。