パロマ工業(名古屋市)製のガス湯沸かし器事故で、ガス業界が
イメージの低下による業績への影響を懸念している。

ガス業界は、家庭の調理や給湯を電気で賄う電力会社の
「オール電化」と激しい競争を繰り広げているさなか。
消費者が敏感に反応する安全性にかかわる問題だけに、
ガス会社やガス器具会社は「一般家庭のガス離れにつながり
かねない」と危機感を強めている。

家庭向けエネルギーはここ数年、オール電化が攻勢を強めている。
電力会社は経済性だけでなく、火を使わず衣服に引火しないなど
電磁調理器の安全性をPRしてきた。

民間調査会社の富士経済(東京)によると、新築住宅のオール電化
比率は、2004年度は約14%だったが、06年度は約21%に上昇
する見通し。
半面、ガス器具市場は縮小傾向にあるという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060726-00000144-kyodo-bus_all