>>689
【一貫性が無い目撃証言。支離滅裂】
「ガッチリタイプで長髪の男性」→「ルパン三世にそっくり」「ひょろりとした感じ」(笑)



この二人連れの確かな目撃者がもう一人いる。
五時三十分から児童遊戯場に来ていた主婦の加藤公子(仮名)である。
(中略)
事件発生後、ともに警察から事情聴取をされた際、
加藤が描いた顔のない中年男性の全体的なイメージ画を見て、
宮川はそっくりだと証言した。

加藤は、この中年男性は菅家被告にはまったく似てないと言った。
ガッチリタイプで長髪の男性で、
短髪の菅家とは大きく喰い違っていた。
(小林篤『幼稚園バス運転手は幼女を殺したか』2001年2月1日、第1刷発行。p89)

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

「男は、あんまり若くないね。遠くだから顔までは良く見えない……。
子供は、えーっと……四歳くらいかな。
二人がずーっと行った先に、遺体があったんだからね。
ああ、犯人はあいつだなと思ったよ」
菅家さんの自供内容を詳しく知らない吉田さんは、逮捕されたのは
自分が目撃した男だと信じていた。どんな男だったんですか?と尋ねると、
吉田さんは、うーんと吐き出すように言った。
「はしっこそうな(すばしっこい)男だった。ひょろりとした感じでね。
そう、漫画のルパン三世、あれにそっくりだったんだよ。感じがね」
(清水潔『殺人犯はそこにいる』2013年12月20日、第1刷発行。p80)

「男は白っぽい感じの衣服を着ていたと思います。そんなに大柄ではなかったです。
一直線に歩いていく感じですね。川の方に向かって大股で、どんどん歩いてるんですよ。かなり大股でした」
女の子の特徴は、真実ちゃんの当日の服装と一致していた。
「おかっぱ頭で。赤いスカートが目立ってましたね。上はそのスカートよりもう少し薄い色でした……」
(清水潔『殺人犯はそこにいる』p135)

〈拝見しました。ゆかりちゃん事件の犯人と思われる男。
映像とCGで当時の状況がよくわかりました。
(中略)
私が目撃した真実ちゃん事件の犯人らしき男を思い出してみると、
あくまで感想ですが、顔の輪郭や歩いているときの雰囲気がとても似ている気がします。
当時、警察の方に説明をしたり、なんども思い出そうとして繰り返しイメージしてきた犯人像ですので、
かけはなれていることはないと思います〉
意外と言えば意外。
うかつと言えばうかつ。
「ルパン」ではないか。
「足利事件」で吉田さんが「漫画のルパン三世、あれにそっくりだったんだよ」
と言っていた男と「ゆかりちゃん事件」の重要参考人が似ているというのだ。
(清水潔『殺人犯はそこにいる』p156)