@takehiro.nobukuni
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皆様、泣く子も黙るフレンチの三ツ星と言えば・・・・そう、『ジョエルロブション』です
その中で『ロブションの一番弟子』として故・ジョエルロブション氏に厳しく三ツ星のサービスの何たるかを
仕込まれた、信国 武洋様がついにジョージアワインのアドバイザーにご就任されました

ワイン王国100号記念号にて信国様は、ワイン王国テイスターとして活躍されていたころ、
「お前は生意気だ」とお客様から言われた事があったそうです
ワイン王国は巻頭でグランヴァン、後半記事で1000円台で買える〜〜シリーズを記事として書かれていますが、
後半記事のワインで絶対に5点をつけない対応がそのような印象を与えてしまったらしいのです

完璧なサービスを常に心がけているが故に厳しい評価基準を設けてしまったのですが、
これはお客様の言い分が正しいのだと思います
ワインでは最低でも3000円を出さないと生産者が思いっきり手をかけたワインを日本市場に
輸入することができません
それはリーファー輸送の制約があるからで、どうしてもコストがかかってしまうのですね
その中で1000円台で美味しいワインを見つける、というのは至難の業
その部分を限られた価格の制約の中で評価してあげることも必要なのです

しかしながら完璧なワインとは何かと言う視点も重要です
そして完璧なワインとはジョージアの気候にどれだけ『近いか/遠いか』だけで決まります

ジョージアを知ると言う事、それは完璧なワインを知ることでもあります
真実は常に一つ
しかしながら、それをどう解釈するかは人によって全く違った無数の視点があります
そして完璧なサービス――――この場合はワインの解説なのですが――――とは無数でありながら
同時に本質を見極め、それぞれの視点に合わせて解説をしていくことなのでしょう

正法眼蔵〜〜〜真実は常に一つでありながら、『それ』をどう解釈するかは蔵に無数の目が収まるがごとし
〜〜〜なのです