【柳本光晴】龍と苺 37局目【サンデー】
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命懸けで闘うものが見つからず
退屈した日々を送る、藍田苺、14歳。
将棋好きの元校長に、才能を見いだされた苺は
初心者のまま、将棋の市大会に参加することに!!!
そこは女だから、子供だから、と言われるような
「見えない壁」がある場所だったが…
そんなことは関係ない。
苺は真っすぐ、自由に、猛烈に、暴れまわる!!!
連載開始直後から、大大反響!
一手一手、強くなる。
“闘う"将棋マンガ、開幕!!
WEBサンデー|『龍と苺』柳本光晴 - 少年サンデー
https://websunday.net/rensai/ryutoichigo/index.html
龍と苺 - サンデーうぇぶり
https://www.sunday-webry.com/detail.php?title_id=1105
龍と苺 1~7巻 発売中
https://www.shogakukan.co.jp/author/10477
・最新話の話題は掲載号公式発売日の午前0時以降でお願いします
・次スレは>>980以降で宣言して立てて下さい
前スレ
【柳本光晴】龍と苺 36局目【サンデー】
https://kizuna.5ch.net/test/read.cgi/wcomic/1656486860/
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:: EXT was configured >>300
まぁそゆことかな
上に書いたみたいに
詰めろは即詰みでは無いから
逃れる手段も存在する
(とはいえ、持ち駒消費するはめになったりで形勢には影響するから詰めろをかける意味合いはある)
必至(必死)はその逃れる手段が無い詰めろのこと
そうなると それまでに相手を詰ますしか無くなるから
王手かけていくしか無くなる みたいなことかな >>303
そうそんな感じ
自分はただの観る将なんで最初は違いがよく分からなかったんだけど
ちょうど1年くらい前にツイッターで糸谷八段が分かりやすく解説してくれたので理解できた 守屋って棋聖を一度落として50代になってからまた取ったんだよね?
一方、もっと若い伊鶴は王座を奪われたままか。 「守屋でいいよ」って、同期だから? 同期というか年齢が同じつー。 ロイヤルストレートフラッシュきたあああああ!
わかってたけどこれを待ってた
来週が楽しみすぎる 「狙ったてたりあきらめたふりをしていた」って、結局どっち?
先週の、大鷹の「見ての通りの強さ」てのは、
「海江田のほうが強い、でも勝つのは藍田」って意味だよね、
実際「苺ちゃんの勝ちじゃないか」と言ってたし。
だとしたら、今週の最後で「なるほど」と大鷹が言ってるのは、何を読んだの?
海江田が見た終局図は「藍田苺にとっての終局図」だったとか?w 藍田苺って格上の相手にセーラー服のまま勝ったことあったっけ?
いつも下着になっていた気がするが>対格上 >>310
そりゃ自分の想定どおりに進んだ場合の都合のいい終局図だろう
相手が自分の力を上回らない場合ともいうか どうでもいいが海江田さんだけ顔色々変わりすぎだろ。性格や話し方もいつ変わったんだ > 「狙ったてたりあきらめたふりをしていた」って、結局どっち?
飛車に執着していると見せたりそれを諦めたように見せたりしたのはどっちも海江田を
コントロールする為って事だろ どうでもいいが海江田さんだけ顔色々変わりすぎだろ。性格や話し方もいつ変わったんだ 小娘にコントロールされてました。とかこれもう引退決意して去るんじゃねえか海江田 煽りは言ったもの勝ちではあるものの、人気大爆発はちょっと無理があるかな この荒らしは一応スレルール守ってくれるみたいだから次スレからニュース貼るの禁止で頼むわ 棋士の見解よりAI評価値の方が正しくなって久しい
正直寂しい 気持ちは凄くわかる
ただそれだけ棋士の指し手とAIの考慮手が
近づいて来た証とも言える
棋士がAIと全く違う手を指しているなら
評価値なんか全くあてにならないって話になるからね
評価値を正とできる というのは
それだけAIと人間の手の乖離がなくなってきた証拠とも言える 大鷹をはじめとしてトッププロ達が皆、海江田優勢だと思ってたのに
AIはずっと互角判定というのが時代を表してるな
つか今リアルタイムで連載追ってる俺等だけいい感じで楽しめる展開か
以前の時代だとそもそも判定見ながら解説とかいうのもなかっただろうし
今よりも未来になるともっと判定精度が上がって揺らぎも少なくなりそうで
読み直すと当時はこんな半端な精度だったんかーと懐かしく思ったりするんやろかね
女性棋士が一人もいない云々も含めて >>317
引退してパン屋になって四角いあんパン作って結婚して幸せな人生を歩むのかもしれん 28になってほんの少しだけ海江田化が進んできたな
やっぱタイトル取ったあたりで大きく変わりそうだ 響きといい天才無双だからなこの作者
大鷹もリカパパポジションになりそう >>311
苺「ちょっと、人を痴女みたいに言わないでよね。」 ドラクエ4コマを思い出した
スカラ!スカラ!無敵無敵ィィ (ザラキ) あ… ってマヌケなやつ 最後のページはこのままだとストレートフラッシュが決まると海江田が気づいたシーンだから来週は
苺「ストレートフラッシュ」
海江田「懐かしいけどそんな手が通用するのは子供の大会だよ」
狙い筋を厚く守る >>331
そよねぇ 流石にこれが決まって
このまま終わるのはやめてほしい 終わるでしょ。
苺はこれがストレートフラッシュとか思ってないだろうし。
海江田が「ストレートフラッシュを知っていたのか…そうか、大鷹から…」とか言ったら、
あっけらかんとした顔で「ああ、これが?じゃあロイヤル苺サンデーってことで」
くらいは言いそう。 ストレートフラッシュ自体は大鷹が言ったの笑ってたから知ってるでしょ まだ互角なはずなんでこっから海江田が先人としての応手を繰り出せるかだな 棋譜は見てないんじゃないの。
実際に打ちながら解説してたっけ? 飛角銀桂香使うってのは聞いてるはずだからこんな感じっしょとは思っているのでは? いやいや実際に
"指しながら"解説してたぞ
棋譜もどこまでか知らないが見てきてる
どう考えてもこれがストレートフラッシュ
とは分かって指してるぞ苺は というかアマチュア1級の俺でも楽に見えるストレートフラッシュすら見分けられないとか
海江田はどんだけ弱いんだよ… >>335
この漫画のこれまで通りだと
この一手で指した側の苺のほうが評価爆上がりもあるか?
そのままでいってるのかはわからないが これは海江田が天才の将棋じやなくて凡才の将棋を打ってたら苺のワナにかからなかったかもね。天才の将棋で相手のすべてをコントロールしてる気になってたのに逆に苺の掌の上だったなんて悲しすぎるだろ。 投了図が見えたことでやはり無意識にでもその形にもっていこうとして周りが見えなくなってたんだろうね。 >>340
基本的に評価値はお互いに最善手を指したときの形勢なのよ
だから 指した側の評価値が爆あがりすることは無い
なぜなら そんな手が存在してるなら指す前に既に評価値傾いてるから
放送対局だとAIの検討時間不足で手を読めずにそうなることはあり得るけどね
つまり 相手が悪手を指したときに自分側の評価値があがるのよ >>345
リアルのとはちがうとは聞いてたが
この漫画だと以前は上がったろう あれ、そんな描写あった?
誰のときかなー…
覚えがない >>347
いや、龍はあの性格から考えて竜王は目指してないでしょ VSの加瀬っちが裸なんだが?
これは海江田が負けた場合はアッー! 先週苺が飛車を気にしていることから、
龍は飛車成りのことじゃないかって予想あったような 苺のストレートフラッシュが出たことで来週には決着してもおかしくない流れだけど
評価値が互角の状況は変わっていないはずだからまだ何かあるような気がするな 正直今までの回想でJCをブン殴るような奴にはならないんだが何があった? 世のどんなオッサンも紅顔の少年だった頃はあるんだよ あくまでAIの評価値であって指してる本人の心理的な差は計れないからな 昨日あった、
オンラインで0時ちょうどに買うっての、
本誌ごと買う場合なら出来るけど
本作だけの「作品買い」はできないよね?
調べても「それは出来ない」って言われたし。
龍と苺 - サンデーうぇぶり
https://www.sunday-webry.com/detail.php?title_id=1105
例えばこれで最新話だけ話買いは不可能っぽい 大鷹はヤクザ風じゃないし、
神崎の想像図でも「トップにいるのがコワモテばかり」みたいな時に
たしか大鷹は入って無かったのに、
記録係兼棋譜係の人は何を怖がっていたんだろうか 良く考えたら50代の棋士3人タイトルそれぞれ持ってるとか恐ろしくレベルの低い時代なんだよな… ?
むしろ経験豊かな人が実力者って恐ろしくレベル高いでしょ >>325
海江田 独身なの? 研究ばかりの日々で素人童貞とかだったら哀し過ぎるんだが >>359
ぽっと出の新人どもがタイトル持ってた方がレベルの高い時代なんか? この漫画も昔は好手を指すと評価値が上がってたが、最近の描写では現実と同じように最善が変動0%で他はマイナス表記になってた気がする おっぱいを揉むと将棋指しは弱くなるからな
それで大鷹は弱くなってしまった >>363
個性的な顔面をした五人の男が顔を並べると光る 龍と苺は月下の棋士、ハチワンダイバー、3月のライオンに続く四大将棋漫画になりますか >>369
「それでも歩は寄せてくる」には勝てない 将棋漫画より将棋のが面白いけどな
俺はプロ棋士がソフト様の顔色伺いながら解説やるようになってから冷めてしまったけど >>372
俺は家族の誰にも勝てないほど将棋弱かったので、将棋楽しいとは思えないけど、
面白い将棋漫画は好きよ。
棋譜とかは一切見ないし考えないわ。 >>374
相手がいないとなあ
そりゃ負けるばかりじゃつまらない しかしこんだけAI強くなると
チェスのグランドマスターがトイレでスマホを使ってカンニングしていたことが発覚
https://gigazine.net/news/20190716-chess-grandmaster-cheating-scandal/
これやる棋士多分出るだろうな同じ人間だし 苺相手に非プロなら誰かやりそう >>380
そんなん漫画に出来るわけないだろバカか? >>302や>>322の言うことも分かるけど、そもそも1990年代後半のAIって、
たしか、 そういやボザンナが2000年ちょい過ぎた頃だったか?
劇中は何年代だっけ? >>381
ドーピングするアスリートや犯罪を犯した弁護士、不正をした囲碁のプロやカンニングチェスグランドマスターもいるのに
創作の将棋漫画で出来ないわけないだろうが
殺人や犯罪なんてコナンでよくあるし
以前の冤罪事件から5年以上たってるのに、架空の事件でも題材にできないとか
天皇よりタブーだろw
ボクシング漫画のはじめの一歩だって八百長するやつも出てきたのに・・・ 対局中に身内が救急車沙汰とかになってるのに
外部との連絡手段がないとか鬼だよ いつだったか三浦九段がトイレでスマホ使ってる疑いかけられて出場停止処分くらってたね
本人は否定してたし結局最終的にどういうことになったのかは知らんけど >>302
その記事を読むと、この作品のAI評価もどこまであてになるか、
そもそも作者はどこまで知ってるか気になる。
まあ漫画だしそこまで深く考えなくていいのかもしれないが。
↓
羽生九段「勝率94%」で投了のワケ 将棋AIの功罪
[2021/01/16 11:00]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000204240.html
2020年のクリスマス。豊島(とよしま)将之竜王と羽生善治九段という黄金カードで、その“事件”は起きた。
対局の中継画面上に表示されるAIの「勝率」(どちらがどれだけ優勢かをパーセンテージで示したもの)で94%という圧倒的な優勢を築いていたはずの羽生九段が、突然、投了(負けを認める)したのだ。
AIがほぼ勝ちだと判断しているのに、対局者本人は負けだと認識していた…
実はこれほど極端ではないものの、AIと、人間の棋士の“形勢判断”が大きく食い違うケースが増えているという。
藤井二冠の「AI超え」が新語・流行語大賞にノミネートされるなど、いまや将棋観戦に欠かせない存在となった将棋AI。
進化を続ける、その将棋AIが抱えるジレンマと、解決の秘策について関係者に話を聞いた。
■ 「パンドラの箱」を開けてしまった!?
「負けました…」
羽生九段が頭を下げた瞬間、中継画面のコメント欄は、驚きと戸惑いの言葉で埋め尽くされた。
「え?」「どうして?」「何が起きた?」
時刻は既に24時を回り、日付は12月26日に変わっている。
渡辺明名人への挑戦者を決めるA級順位戦の6回戦、豊島竜王と羽生九段の対局は、形勢が二転三転する死闘となっていた。
対局を中継する「ABEMA将棋チャンネル」の画面上部に表示される、「SHOGI AI」の「勝率」によれば、まずは豊島竜王が優勢を拡大したが、羽生九段の勝負手をきっかけに形勢が逆転。
その後も数値は揺れ動き、127手目では豊島竜王の「勝率」が94%に達していた。
ところが続く128手目、豊島竜王の指した手でAIの表示は再び羽生九段側に大きく振れる。
それが問題の局面だった。
ABEMA将棋チャンネルが運用する「SHOGI AI」の開発責任者、藤崎智(さとし)氏はハラハラしながら最後の場面を見守っていた。
「あの対局では、直前まで『勝率』が行ったり来たりしてたんですよね。なのでコメント欄でも『AIが壊れてるんじゃないか』とすごく書かれてまして。そうしたらまさかの、羽生先生が投了で…」
藤崎氏によれば「勝率」が90%以上というのは、すぐに詰むわけではないものの、圧倒的に有利であることは間違いない状況だという。
AIがそれだけの数値を示した側の棋士が投了するという経験は、これまでにないことだった。
「ヤバい、これはパンドラの箱、開けちゃったんじゃないのか、と」
YouTubeチャンネル「囲碁将棋TVー朝日新聞社ー」が配信する、終局後の感想戦の映像を見ると、投了時の「勝率」が90%超だったことを知らされた羽生九段は、「そうなんですか!?」と大きな声を挙げている。
あまりに意外だったためか、さらに続けて3回も「そうなんですか」と繰り返しているのだ。
「対局後に指摘されて大変に驚きました。」
私たちの取材に対しても、そう答えた羽生九段。
いったい何が起きていたのか? ■ AIが見つけた勝利への「細い道」
羽生九段の「勝率」を94%と示した「SHOGI AI」は同時に、数手先までの「最善手」も提示していた。
後の検討でも、その手順であれば先手が勝てそうだと確認された。
「ものすごく細い勝利への道を1本、見つけちゃったんですね、AIが。例えば5億手読んで1通りだけ勝利の道があるという時でも94%、出ちゃうんですよね…」(ABEMA藤崎氏)
コンピュータ将棋に詳しい西尾明七段は、AIが示した手順についてこう話す。
「確かにすごく細い道筋ではあるんですけど、その細い道を渡れば勝ちなんですよって見せられると、ああなるほど、と一応納得はできる形ではありますね」
そのうえで棋士の心理面から、こう推測する。
「唯一存在する勝ち筋が見えないと、棋士としてはどうしても負けに見えてしまい、投了してしまったということはあり得るかと思います。
『あ、これもう負けになったんじゃないか』とか、いったんそういった感情が芽生えてくると、そっちのほうに流れて行ってしまい、その先のところを読み切れなかったところがあるんじゃないでしょうか」
対局者の置かれた過酷な状況も影響したのではないかという。
既に対局開始から14時間以上が経ち、一手を1分以内に指さねばならない“1分将棋”となっていた。
「それはもう、すごく影響しています。朝から戦っていて、深夜ですので、かなり体力的にも疲労が来てる中で、振り絞って指してるところなので…」(西尾七段)
だがAIは疲れない。1分将棋であることも考慮しない。
自身が数秒で見つけた道筋をもとに、はじき出した「勝率」が94%という数字だった。 ■ 藤井二冠のすごさをAIが“可視化”した
去年1月、本格的に運用が始まった「SHOGI AI」は、対局中継の画面上部に、その時点でのそれぞれの棋士が勝つ確率を「勝率ウインドウ」で表示する。
AIの形勢判断を〇%対〇%というパーセンテージで示したアイデアが画期的で、他の将棋中継も追随し、いまや形勢表示の標準形となっている。
さらに画面右側には次に指す手の「候補手」が、“Best(最善手)”“2(番目)”など推奨順に最大5手まで表示される。
候補手の右側には、最善手を指さなかった場合に「勝率」がどれだけ下がるかという数値も示されている。
この「SHOGI AI」が劇的な効果を発揮したのが、藤井聡太二冠初のタイトル戦となった去年6月の棋聖戦第1局だった。
最終盤、「勝率」80%以上という優位を築いた藤井二冠。
だが相手の渡辺明名人(当時は棋聖位含む三冠)も反撃し、藤井二冠の王将に16手連続という怒涛の王手ラッシュをかける。
この連続王手の間、「SHOGI AI」は観戦者が痺れるような選択肢を示し続ける。
最善手を指せば藤井二冠の勝ち、2番手以下の手だと「勝率」が逆転し渡辺名人の勝ちだという、正に「天国か地獄か」の状況を数値で表現したのだ。
結局、藤井二冠はAIの示す最善手を指し続け、渡辺名人の攻めをかわし切った。
藤井二冠の強さを示した戦いだったのと同時に、将棋観戦にAIが無くてはならないことを知らしめた1局だった。
「AIがないと多分、普通に王手を回避して勝ちました、くらいにしかなってないと思うんですよね。
何が起きたか、これまで素人にはわからなかったことが、AIができたことによって可視化されて誰もがすごいことを認識できるようになった。それが新たな将棋ブームにもつながったと思います」(ABEMA藤崎氏)
一方で、豊島竜王・羽生九段戦のように、AIの形勢判断と対局している棋士の判断とが乖離するケースも出てきている。
果たして棋士たちはどう考えているのだろうか。 ■ 「評価値ディストピア」に監視されている…
「基本的には現在、人間とAIの差というのはかなり大きいものになっています。なのでAIが示す形勢判断も、ある程度信ぴょう性のあるものとして捉えています」
西尾明七段は将棋AIについて、その能力を認めざるを得ないとしたうえで、こんな本音を漏らした。
「例えば自分が1時間長考して、全然思いつきもしなかった手について、こうすれば優勢だったとかAIに言われると、『いやあ、そんなの指せないよ』って言いたくなるんですよ(笑)」
将棋がさほど強くないが、見るのは好きという「観る将」にとって、将棋AIはもはや必須のツールだ。
だが最近はAIの示す「候補手」が、とかく絶対視され、棋士が違う手を指すとコメント欄で厳しい声が飛ぶこともある。
名人3期の実績を持つ佐藤天彦(あまひこ)九段は、こうしたAIの判断が絶対視される現実を「“評価値ディストピア(暗黒郷)”に監視されている」と表現し、話題となった。
西尾七段も、この指摘には共感できるという。
「これはこっちがプラス何点です、みたいに(AIから)示されて、でも実際に勝つまでにはまだまだ山あり谷ありだったりするような局面でも、そこで評価値的にミスをして負けてしまうと『西尾が大逆転負けした』みたいな書かれ方をしてしまう…
いや実際はそうじゃないんですよって。違和感を感じている棋士は少なからずいるんじゃないでしょうか」
「SHOGI AI」開発責任者の藤崎氏もこの問題には心を痛めている。
「棋士の方が“ベスト”以外の手を指すと『悪手来た!』とか『もうだめだ』とか言われてしまうことが結構あって…。そこを何とかしたいというのが僕の中にもずっとありました」 >>392
普通に白ってことで連盟が謝罪したよ
結末まで知らんくせに中途半端な情報持ってくるなよバカ ■ 「神にしか指せない手」を表示したい
「SHOGI AI」自体の改良は常に続いている。去年12月には、判断の精度やスピードをアップさせる「SHOGI AI2020バージョンアップ」が発表された。
「今は1秒間に1千万手ぐらい考えてるんですけども、(それでも結構早いんですけども)それが4千万手くらい考えるようになるんですよ。つまり4倍くらい早いんですよね。これを導入することによって精度が非常に上がっていくのは間違いない」
ただ、こうしたAIの“進化”はジレンマを伴っている。
「精度を上げ過ぎると人間と乖離しちゃうんですよね、判断の結果が。このままAIをどんどんブラッシュアップしていくと、どんどん人間が指す手と違う手に行っちゃう」
そこで藤崎氏が今、構想している驚きの秘策がある。
AIが示す候補手を段階分けし、「人間が指し得る手」と「人間が指せなくても仕方がない手」を表示するというのだ。
「候補手のパーセントのところに『人』とか『神』とか入れようかと。
これが果たして人が指せるのか、『神』しか指せないのかを見えるようにすれば、例えば『人』と表示されれば視聴者の方も、人にはこれしか指せないのだろう、それで(『勝率』が)マイナス20%になってもしょうがないよね、ここは難しい局面なんだね、というのをわかってくれる。
例えば6億手分、考えないと出てこないような手を『神』って表示すれば、『あ、神様の手を指したということはこの人やっぱりすごいんだ』となる」
では、「人が指せる手」「指せない手」というのをどう定義づけ、どう判断するのか?
「実は羽生先生に『先生的にどう思われますか』と雑談レベルで聞いてみたら、『人が指せる』という判断は誰がやるんですか?と聞かれまして。
『そこはAIがやろうと思ってます』と答えると『なるほど、そこをAIがやるんですか。うーん、なるほど』って言われたんですよね(笑)。
まあそうですよね、人が指せるかどうかをAIが判断するのは矛盾しているところがあるんですけども」 ■ “隣のおじいちゃん”のようなAIに
藤崎氏が目指すのは、より“人間味”のあるAI、観戦者の良きアシスタントとしての「SHOGI AI」だ。
「家で将棋をやってたら隣のおじいちゃんとかが来て、『それはこうだからこうしたほうがいいよ』とか『これは人には指せないなあ』とか教えてくれるようなイメージ。そうなれば、もっと面白く将棋が見られると思うんですよねえ」
1月16日からは持ち時間の比較的短い、朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメントが始まる。
3度目の優勝を目指す藤井聡太二冠も17日に登場する。
ABEMAの対局中継では、いまだ進化の途上にある「SHOGI AI」が、現時点での能力をフル稼働させて熱戦を盛り上げてくれるはずだ。
AI時代の将棋観戦の楽しみ方について、西尾七段は最後にこう話してくれた。
「AIと人間との間を埋める部分をAI自身がある程度担って、人間に教えてくれるという形は非常に面白いことかなと考えています。
将棋の難しい局面というのは本当に『謎解き』みたいなものです。いろんな理屈が落ちている中で、棋士とAIが共存することでそれらをかいつまんで、『謎解き』の面白さをうまく伝えていくことができれば非常に良いかなと思っています」
テレビ朝日報道局 佐々木 毅
▶【誰もが驚いた終局!】豊島竜王が激戦を制す!(ABEMAビデオ) https://abema.tv/video/episode/268-2_s1000_p72
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将棋・羽生九段 タイトル100期かけ竜王戦始まる
[2020/10/09 17:33]
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藤井二冠「王将」挑戦者決定リーグ 羽生九段と対局
[2020/09/22 11:33]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000193753.html
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[2019/06/05 05:53]
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羽生九段が勝利 公式戦1434勝で歴代単独1位
[2019/06/04 19:45]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000156260.html
羽生善治九段が単独最多勝利に王手 1434勝へ
[2019/05/30 11:55]
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【速報】ガラス工場でガラス板倒れ男性下敷き 意識不明の重体 東京・足立区
[2022/07/27 17:43]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000263020.html >>399
この関連記事を見て思ったが
当時は羽生>藤井だったのか圧倒的に >>380
チェスも人間のほうが強いの?
囲碁・将棋・オセロ(リバーシ)・チェスで人間が勝っている分野は?
↓
2019年07月16日 12時30分 メモ
チェスのグランドマスターがトイレでスマホを使ってカンニングしていたことが発覚
https://gigazine.net/news/20190716-chess-grandmaster-cheating-scandal/
年では囲碁や将棋、チェスといったボードゲームのソフトウェアが発達し、選手たちがソフトウェアを用いて最適な打ち筋を研究して技量を高めている一方、対戦中にこっそりソフトウェアを確認してチートを行う危険性も指摘されています。
そんな中、国際チェス連盟(FIDE)によって付与される「グランドマスター」の称号を持つIgors Rausis氏が、スマートフォンを使ったチート行為をしていたことが発覚しました。
GM Igors Rausis Under Cheating Investigation - Chess.com
https://www.chess.com/news/view/igors-rausis-58-under-investigation-of-cheating
Chess grandmaster in cheating scandal after 'using phone to look up strategies' | Daily Mail Online
https://www.dailymail.co.uk/news/article-7240423/Chess-grandmaster-cheating-scandal-using-phone-look-strategies.html
Rausis氏は1961年生まれで記事作成時点では58歳、国際トーナメントで活躍するチェスプレイヤーとしてはかなり高齢の部類に入ります。長くラトビア国籍としてプレイした後、2003年からはバングラデシュ代表として、2007年からはチェコ国籍でプレイしているとのこと。 1992年にFIDEからグランドマスターの称号を付与されたRausis氏は、FIDEのレーティングでトップ100に入る最も高齢のプレイヤーとして知られており、最新のランキングでは世界53位でした。一般的にチェスのレーティングは年を取ると共に低下していくケースが多い中、58歳でありながらトップクラスのレーティングを持つRausis氏は注目の的となっていました。
また、Rausis氏は単に高レーティングを維持しているだけでなく、50歳を超えてから急激にレーティングを上げた点も特徴的でした。以下のグラフの青い点がRausis氏のレーティングを表わしており、2003年から2013年までは2460〜2540付近を上下していたレーティングが2013年8月ごろから急激に上昇し、2019年7月時点では2700に迫りそうな位置に達していることがわかります。
高齢になってからの急激なレーティング上昇に対して称賛が浴びせられた一方で、Rausis氏に対しては疑惑の目も向けられていました。FIDEの局長であるEmil Sutovsky氏によると、Rausis氏は長年にわたりチート疑惑の捜査対象となっていた模様。
Rausis氏は主に自分よりもレーティングの低いプレイヤーが多く参加する大会に出場し、格下相手に高い勝率を維持してレーティングを上げていたそうですが、これほど長期間にわたって格下相手といえど完璧なプレイを続けるのは困難であるとのこと。
ソフトウェアの発達に伴い、チェスプレイヤーたちは試合中にスマートフォンを使用したり、所持したりすることが禁じられています。しかし、FIDEはRausis氏がどこかでこっそりスマートフォンを使い、最適な打ち筋をカンニングしているのではないかと疑っていました。
そんな中、フランスのストラスブールで開催された「ストラスブール・オープン」において、ついにRausis氏が試合中にスマートフォンを使っている現場が押さえられました。公開された写真では、試合中にトイレへ立った際に禁止されているはずのスマートフォンを持ち込み、こっそりと使用している様子が写っています。
Rausis氏は自身がスマートフォンを使用したことを認め、「私は昨日、心を失ってしまいました」「昨日私が行ったことは、私以外のプレイヤーにとってのいい教訓となります。私は既に最後のチェスの試合をプレイしました」とコメント。Rausis氏には過去の事例と同様、FIDEから何らかの処分が下ることとなる予定です。
FIDEはプレイヤーのチートを検出するために、ニューヨーク州立大学バッファロー校でコンピューターサイエンスを研究するKen Regan緒y教授が開発しbス、チェスプレャCヤーのチートb沛oする統計bノ基づいたモデャ汲フ用していb驍ニのこと。こbフモデルからも=ARausis氏がチ=[トを使っていb驩ツ能性が高いbニ指摘されていbワした。
FIDEのフェアプレイ委員会事務局長を務めるYuri Garrett氏は、「FIDEは継続的に全てのプレイヤー、全ての疑わしいプレイをスキャンしており、統計的な異常を識別しています」と述べ、今後もチェスにおけるチート行為の監視・摘発に全力を注いでいくとしました。
by JESHOOTS-com
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