最終話で瀬名が佐々木教授に「ある人(南)が自分を変えてくれた」みたいに言ってたけど
南も瀬名が変えていったんじゃないか?
前半ではただのガサツな自己中女(失礼!)だった南、
自分のプライド傷つけられたら年下の娘と取っ組み合いまでしてた南が
誰かほかの人のために真剣に怒ってる姿(桃ちゃんが涼子をテアトロンに連れて来た時)は本当にいい。
ピアノをあきらめた瀬名に見せる「どうして?」と言うときのやるせない表情。
南が自分以外の人のために怒ったり、自分以外の人のことで真剣にやるせない気持ちになったのは瀬名が始めてだったんじゃないか?
何かをひたむきに追いかけ、懸命に何かをつかもうとしている未熟な人たちが成長してゆく姿。
ただの恋愛ドラマとはちょっと違う感じのする作品。