ティグリス川、ユーフラテス川の間 [無断転載禁止]©2ch.net
農民「はぁ…はぁ…もう無理だ。休憩しないと倒れてしまう。」
農民2「ダメだ!俺たちは灌漑農業を成立させるんだよ!川に恵まれた俺たちにしかできない仕事だ!」
農民「でも、何のために…あの王様は…」
農民2「黙って働けよ。俺だって我慢してるんだ。」
─────── ─────────
(セム語系アッカド人)王サルゴン一世「はっはっはっ!それは愉快だ!」
役人「そうでしょう!まさか農民が沼にはまってそのまま沈んでいくとは思わないでしょう!」
王サルゴン一世「はっはっはっ!愉快だ!!」
タッタッタッッ‼
役人「ちょうどよいところに来た!今ちょうど盛り上がっていたところなんだ。」
戦士「はっ!誠に失礼ですが、実は各地で…」
───────── 農民「チキショー、悔しいな。今ごろ笑って過ごしているんだろう!」
ダッダッダッダッ!!
農民「な、なんだ!?」
農民軍団「もうやってやれるか!こんな国!」ワーワー
農民2「なんて数だ!職務を放棄してきたのか!?」
農民「…俺も参加しよう。こんな鍬なんか二度と握るか!!」ポイッ
農民2「じゃあ俺もだ!」ポイッ
───────── ─────────
サルゴン一世「それじゃあこの国は…」
神官「まさしく滅亡ですな!はっはっはっ!」
サルゴン一世「私の、メソポタミア都市国家は…」
(セム語系アムル人)ハンムラビ王「安心しろ、あとは私が安定した世を築いてやろう」
サルゴン一世「貴様!我が宮殿に許可無くなにを抜かすか!」
ハンムラビ王「いやいや、ソナタは甘いのだよ。それ故に私がここまでこれてしまった。これからは私がこの世を支配するぞ。」
サルゴン一世「渡すか!メソポタミアは永久不滅!!」
ハンムラビ王「日ののぼる場所、メソポタミアか。いいところだったよ。しかし…」
ハンムラビ王「今からここは私の支配下にになる。バビロン第一王朝、全ては私の力なり!」
メソポタミア都市国家滅亡
──────── タッタッタッタッ!
農民「なんだ今度は!向こうからなにかやって来たぞ!」
農民軍団「怯むなぁー!!押し進めー!」
神官「まあまあ、落ち着いてください。法が定められたのですよ。」
農民軍団「ふざけんじゃねー!誰が従うか!」ソーダソーダ
神官「ハンムラビ法典をお読みになられましたか?まさか見もしないで反対しているのではないでしょうね?」
農民軍団「うるせぇ!どうせ道具のようにコキ使うのがオチだ!」ソーダソーダ
神官「これは法で定められた。守らなければならない義務なのです。」
農民軍団「くっ…やはり押し通すしか…」
ヒッタイト人「待て!!」
神官・農民軍団「!?」
ヒッタイト人「我らはヒッタイト!隣国の者だ!宮殿の場所を知りたい」
神官「宮殿?宮殿ならあっちだが…それにしてもなんで?鉄製の装備で身を固めているが…まさか」
ヒッタイト人「その通りだ!我らは今からバビロン第一王朝を滅ぼす!!まだこの国には鉄のような武器は見当たらないのでな!必ずや成し遂げよう!」
ワーーーーーー!!
神官「ま、待ちなされ!」
農民軍団「なんか今なら振り切れるぞ!行くぞ!!」
ワーーーーーー!!
──────── ハンムラビ王「我が国は偉大なり。」
タッタッタッタッ!
戦士「もうしわけありません!ハンムラビ王!宮殿に侵入者です!鉄製の武器を持っていてとても敵いそうにはありません!!」
ハンムラビ王「…まさか…隣国のヒッタイトが攻めてきたのいうのか。バビロン第一王朝は…」
ザッ!!
ヒッタイト人「悪いですね!しかしもうここで終わりです。」
ハンムラビ王「早かった。我が国は、これにて終焉の日を迎えるか。」
ヒッタイト人「安心してください。この国は私たちが引き継ぐ、さらにシリア、エジプト方面にも領土を広げることを約束しよう。」
ハンムラビ王「くそぉ。これまでか…」
バビロン第一王朝滅亡
─────────── その頃南メソポタミア
カッシート人「人少ないな。なんだか皆バビロン第一王朝の中心部へ向かったようだぞ。手薄な今ならここバビロニアも容易く落とせる。」
────
同時に北メソポタミア
ミタンニ(王国の)王「シリアに来たな。面白いことにシュメール人の残した楔形文字が刻まれている。」
ミタンニ(王国)手下「読めるのですか?」
ミタンニ王「簡単よ。六十進法という時間の測り方だな。ちょうど今は夜だ。」
ミタンニ手下「空を見ればわかります。」
ミタンニ王「黙っておれ。それだけじゃない。太陰暦というこの時の数え方は天文学の集大成だ。」
──────────── 同刻エジプト、ナイル川下流域メンフィス
(ノモス(県))民「聞いたか?農民が集団で反対行動を起こしてるらしいぞ」
民2「遠い国の話だろ?俺らはどうせこのノモスから外に出ることはないから関係ない話だ。」
民「そうかぁ…?俺は早くこの土地を抜けて」
ファラオ(太陽神ラーの子にして王)「おお、民よ。農作はうまくいっているか?」
民「これはファラオ様!いってますとも!ナイル川からの水を引いて農業を営むなんて思いもつきませんでした!」
民2「エジプトはナイルのたまものです!」
ファラオ「ははは!よいよい!今後も引き続き頑張ってくれ。」スタスタ
民「チキショー。租税や無償労働。あの王には言いたいことが山々だぜ。」
ファラオ「あぁ、そうだった!」
民・民2「!?」
ファラオ「働き者のお前たちにはピラミッドの建設もお願いしたい。」
民2「ピラミッド…ですか?」
ファラオ「あぁ、そうだ。そこが私の墓場となるだろう。」
────── その後都はテーベへ移る。
そこでは武装集団ヒクソスとの争いが勃発していた。
民「くそぉ!なんで俺たちがこんなことに!」
民2「知らねぇよ!ピラミッド作ってた頃の方がよっぽど平和だった!」
ヒクソス「居たぞ!ここに敵が二人!」
民「やられるかぁ!!」
ヒクソス「なにっ!こいつ素手で俺に!!」
アメンホテプ4世「落ち着け。もう戦いは終わりだ。」
ヒクソス・民・民2「?」
アメンホテプ(4世)「もう戦いの時代は終わったのだよ。都はここからテル=エル=アマルナに移る。」
民「そんな!じゃあ俺は一体何のために戦っていたんだ!」
アメンホテプ「知らんよ。私が王朝を築いた時にはもうとっくに争いは終結していたのさ。」
ヒクソス「そ、そんな…」
アメンホテプ「救われたくれば神アトンを崇拝するんだな。」
民「アトン?そんな神聞いたことが…」
民2「アトン様ぁ。私はどうしてこんなにも虚しいのでしょう。アトン様ぁ。」
ヒクソス「…」チラッ 民2「アトン様ぁ。」
ヒクソス「…あぁ、アトン様、もう私は…ここにいきる意味などない。」ドサッ
民「おい!大丈夫かよ!」
アメンホテプ「安心しろ。死んでもラーによる最後の審判を通して、天に還るだけだ。」
民「そんな、それでいいんですか!」
アメンホテプ「…死者の書に、この者の過去を記した。死後はきっと幸せなところに送られるだろう。」
民「それじゃあ生きてる意味って、なんなのですか…アトン様ぁ!!」 民2「アトン様ぁ。アトン様ぁ。」
タッタッタッタッ
農民軍団「なにしてんだあいつら?」
農民「おい、そんなことよりいつ宮殿につくんだ?絶対こっちじゃないだろ!」
農民軍団「前進あるのみ!構わず進めぇ!!」
タッタッタッタッ
──────── 地中海東岸シリア・パレスチナ
(ギリシア・エーゲ海方面より)海の民「ついに来たな!ここが地中海よ!」
エジプト・ヒッタイト「なんだと!侵入者だぁ!!」
海の民「気づくのが遅いんだよ。」
エジプト・ヒッタイト「ぐはっ!…このままじゃエジプトは、我らヒッタイトは…」
セム語系「今がチャンスだ!乗り込めぇ!」
海の民「なにぃ!?誰だお前たちは!」
セム語系「お前たちの行動を密かに見張ってたのさ。お互いに馬鹿をやっているうちに俺たちがこの国をもらうぜ。」
海の民「卑怯者め!」
セム語系「不意打ちしたお前らに言われたくないわ。」
こうして混乱が続く中、シリアなどで都市国家が建設されていった。
───── ダマスクス
アラム人「これはいい品ですな。しかし私のこの釜もここダマスクスの内陸でしか作られない貴重な釜でして。」
商人「いやぁ、港ではこのような物珍しいものはないのでね、一つ買わせていただこうかな。」
アラム人「毎度あり!」
商人「その代わりこの鍬を。」
アラム人「…分かりました。」
商人「毎度あり!」
内陸貿易が行われていた。
──────────────
一方シドン・ティルスでは
フェニキア人「船を止めろ!商人が見えたぞ!」
商人「やあ!とっておきのものを仕入れたぞ!」
フェニキア人「それならこっちも見てくださいこの釜!物珍しいでしょう?」
商人「こちらも釜です。」
フェニキア人「…船を出せぇ!」
地中海貿易が行われていた。
商人「にしてもこのアルファベットは読みやすい!フェニキア人が考えたのですよ!」
ギリシア人「すごい!読める!私でも読めるぞ!」
同時にアルファベットも広がっていった。
────────── ──────────
ヘブライ人「モーセの教えよぉ!パレスチナを脱出せよ!!」
ヘブライ人他「おぉ!!出エジプトだぁ!」
そうして王政国家が出来上がっていった。
ダヴィデ(王)「いい国作ろうな!」
(ダヴィデの子)ソロモン「はい父上!」
ダヴィデ「ゴホッゴホッ…」ドサッ
ソロモン「えぇ!?父上!そんな!嘘でしょう!」
ソロモン「そんなぁ…ゴホッ…ゴホッ…」ドサッ
────── ソロモンの死後、北のイスラエル王国と南のユダ王国に分裂
アッシリア「イスラエル王国もチョロいもんだぜ。俺らが征服してやった。」
新バビロニア「それがなんだ?俺たちはユダ王国を征服してやったぜ?」
ヘブライ人「そんな!こうもあっさりと!」
新バビロニア「お前らは捕虜だ。バビロン捕囚として連行する。」
ヘブライ人「祈るしかねぇ!ヤハウェよ!我らを救いたまえ!救われるのは選民であるヘブライだけだ!」
ヘブライ人2「メシア様、どうか姿を現してくだされ!」
新バビロニア「うるさいぞお前たち!」
───────── 北メソポタミア
ミタンニ王「アッシリア王国も服属させた。北メソポタミアも私のものよ。」
アッシリア王「アッシリアをなめるな!」
ミタンニ王「なにっ!?どこからその武器を!」
アッシリア王「あんたらが上で我らアッシリア王国を征服しているうちに、密かに武具を調達していたのさ。」
ミタンニ王「馬鹿な…私はどこで見落とした!」
アッシリア王「ここだけじゃない。全オリエントを俺たちが征服する!!」
──────
首都ニネヴェ、大図書館
(アッシリア)アッシュ=バニパル「そうして俺たちは今ここにいる。過去の栄光に浸っていられる。感謝するべきは俺たちの故人達よ。」
服属民「ふざけるな!結局武力で征服しただけじゃねーか!」「口だけじゃなくて税金を下げろ!」
アッシュ=バニパル「騒ぐな!ここは図書館であるぞ!」
服属民「お前がうるせーんだよ!過去のことばっか演説しやがって!」
アッシュ=バニパル「お前とは誰に向かって口を聞いておる!!」
こうしてオリエントは4王国に分立した。 ──────────
アケメネス朝
イラン(ペルシア)人「流石キュロス様だ。早くにして他三国を滅ぼすなんて。恐ろしい。」
ザッザッザッ
キュロス(2世)「容易いことよ。次期カンビュセス2世にも大きな期待を寄せてくれ。」
イラン人「これは!キュロス様!」
キュロス「いや、様はよしてくれ。それよりも恐ろしいぞ、カンビュセスは。」
────────
カンビュセス(2世)「エジプトもこれで終わりだ。…これでようやく」
カンビュセス「オリエントも統一だよ。」
カンビュセス「続くダレイオスよ。お前もアケメネス朝を拡大してくれるな?」
ダレイオス (1世)「もちろんですとも。お任せください。」
カンビュセス「はっはっはっはっ!アケメネス朝の未来は明るいな。」
───────── 王都ペルセポリス、宮殿
ダレイオス「約束通り西エーゲ海から東インダス川まで私が支配しました、今は亡きカンビュセス様。」
召し使い「また独りでお話になられてるのですか?少し休まれたらどうです?」
ダレイオス「いや、まだだ。まだ私にはできることがある。」
ダレイオス「各州に知事、すなわちサトラップをおこう。」
召し使い「つまり各州ごとに頭を立て、その頭をダレイオス様が操っていくと言うわけですな。」
ダレイオス「よく分かってるじゃないか。それだけじゃ足らんな。監察官も巡回させよう。これで完璧な統治ができる。」
召し使い「民はうまくこの行政に馴染めますかね?」
ダレイオス「心配いらんよ。金、銀貨を発行して民には海上で貿易をさせておこう。フェニキア人が貿易を好んでやってくる。」
召し使い「海上ですか?それなら陸上の民はどうするおつもりです?」
ダレイオス「力を合わせ、王の道を作るぞ。物の通りを良くするのだ。そうすることでうまく金が回っていく。」
召し使い「しかし、それだけ長い道を築くとなると異民族も多く関与してきますぞ。」
ダレイオス「構わん。共にアケメネス朝を繁栄させていこうぞ。」
召し使い「了解しました!直ちに伝えておきます。その、サトラップなる者共に!」 ─────────
召し使い「ついにやりましたね!きっと天のカンビュセス様も大喜びになられることでしょう!」
ダレイオス「…」
召し使い「どうしたのです、浮かない顔して?」
ダレイオス「ギリシアが攻めてきている。…とても、嫌な予感がしてならないのだ。」
召し使い「大丈夫ですよ!ここまで拡大させたのです!アケメネス朝は不滅です!」
そうしてペルシア戦争と呼ばれるギリシアとアケメネス朝の戦いは続いていった。
──────────
ダレイオス「もはや、ここまでか…」
召し使い「そんな!嘘ですよ!こんなこと!」
(マケドニア)アレクサンドロス(大王)「いいや、これは現実だ。長きに渡ってご苦労。ダレイオスよ。この地は私が治めよう。」
ダレイオス「くそぉ!許さんぞぉ!アレクサンドロス!!」
アレクサンドロス「無駄だ。このペルシア戦争には、お前が負けたのだ。」
─────────── その後、アレクサンドロスは死亡した。
アム川上流
(ギリシア系)セレウコス(朝)「アレクサンドロス、あなたのアジア領土は私が引き受けた。広大な大地を感謝するぞ。」
ギリシア人「…アレクサンドロスが死んだ。なら俺たちは俺たちの好きにさせてもらう。ここにバクトリアを建てるぞ!」
セレウコス「バクトリア?なぜ私と共存しない!」
ギリシア人「俺たちが欲しいのは自由だ。なにかに縛られる必要はない。」
(遊牧イラン人長)アルサケス「その心意気!まさしく男よ!ならばおいらも負けてられん。カスピ海南東にパルティアの建国を宣言する!」
ギリシア人「近国のアルサケスか。あんたまで俺たちに同調してくれるとはな。」
アルサケス「男ならやはり自国を持つべきだ。どちらが繁栄するか勝負ぞ!」
ギリシア人「負けてられるか!」
セレウコス「…私はどうすれば…」
その後アルサケス率いるパルティアはメソポタミアを併合した。
───────────── パルティアの都クテシフォン
アルサケス「絹の道がある限り、東西貿易の利益は独占だ。パルティアはクテシフォンにて最強の国よ!」
(イラン人、ササン朝)アルダシール(1世)「それはどうかな?あくまで君らは貿易に頼っている。僕達ササン朝はもっと生産性がある。」
アルサケス「何者だ!」
アルダシール「悪いね。僕の農業政策に君たちは邪魔だ。クテシフォンは僕が頂くよ。」
アルサケス「勝手なことを抜かすな!ここはおいらの国だぞ!」
アルダシール「気づくのが遅いね。もうこの国は僕の色に染まっている。」
(ササン朝2代目)シャープール(1世)「アルダシール様、シリアにてローマ軍を破りました。」
アルダシール「よくやった。それでこそ2代目の担い手だ。」
シャープール「それだけじゃありませんよ。なにを言おうと私は皇帝を捕虜にしました。」
ウァレリアヌス(皇帝)「離せ無礼者!」
アルダシール「これはなんとも光栄な。こうもなってしまえば今や軍人の時代。軍人皇帝時代とでも呼ぼうか。」
シャープール「驚くのはまだはやいですよ。インダス川西岸も統合いたしました。」
アルダシール「面白い。ササン朝の明日が楽しみだ。」
────────── ササン朝
(中央アジア遊牧民)エフタル「俺たちもそれなりに武力をつけた!今こそササン朝を打ち倒す時だ!」
ホスロー(1世)「…丸聞こえだ。気乗りはしないがトルコ系遊牧民、突厥と手を組んでエフタルどもを抑えるか。」
(トルコ系遊牧民)突厥「その話、乗らせてもらう!」
エフタル「なにっ!いつの間にここまで攻められていたのか!やーい!怯むな!!」
ワーーーーーー
ササン朝の勝利に終わった。 ──────────
ササン朝はビザンツとも戦う。
ワーーーーーー!!
(東ローマ帝国)ビザンツ「まさかここまでやるとは…」
ホスロー「いや、これ以上こちらも続けたくないのだよ。どうだろうか?ここらで和平を結ぼう。」
ビザンツ「…やむ終えん。あんたが治めている限りは安定だな。」
──────── やがてホスローは没落する。
(イスラーム)アラブ人「ササン朝も衰退してきたな!今がチャンスだ!」
ビザンツ「…ホスローも没落してしまった。このままではササン朝は打つ手もなく…」
アラブ人「なんだ。あっさり終わっちまったな。」
ビザンツ「…やはりホスローが鍵だったか。」
ササン朝、滅亡。
─────────── 地中海沿岸部
農民「今年もオリーヴが豊作ですのぉ。」
役人「よし、収穫できたオリーヴはこの青銅器に入れろ!」
農民「うっせーな青銅器パンチ!」
役人「なんでお前も持ってるんだ!」
農民「このエーゲ文明では流行なんだよ!」
役人「エーゲ文明だと!?…俺は今がクレタ文明だとてっきり…」
農民「それは一昔前の話だろ?」
──────────
中心地クノッソス、宮殿付近
(ギリシア)アカイア人「まだ着かないのか…俺たちは南の暖かい国を目指して…」
アカイア人「着きました!バルカン半島です!」
アカイア人「ついにやったか!さっそく王国を建てるぞ!」
こうしてミケーネ、ティリンス、ピュロスなどに小王国が出来ていった。
──────── 役人「おら!急げ!王様からの仰せだぞ!」
農民「なんだよ偉そうに…これも貢納王政の影響か…色々な地を跨いできた俺には分かる。オリエント諸国と大差ないな。」
役人「なにを小声で言っている!」
農民「やっぱりここもやってらんねぇ。行くわ。」ダッダッダッダッ
役人「待てぇ!!」
ズガァアアアアアーーン!!
役人「!?…嵐だ!このタイミングで!?」
海の民「クククク…天まで味方をしてくれるぞ!よし!この混乱に乗じてミケーネを終わらせるぞ!」
農民軍団「辛い貢納。やはり俺たちも我慢ならなかった。まさか運よくこの地を嵐が襲ってくれるなんて。一斉に逃げ出せぇ!」
ワーワーワーワー!!
農民「一足行動するのが遅かったら嵐に巻き込まれていた。運よく危機を免れたな。」
複数の原因によりミケーネ文明は滅亡した。
────────── ギリシア世界、暗黒時代
イオニア人「混乱期だからこそ!我々でアテネを完成させるぞ!」
イオニア人「我々にはそれが出来る!この鉄器があるからな!アテネは我々の救いだ!」
アイオリス人「下らねぇ!俺たちはテーベだ!同じ鉄器を使っても出来上がるものの格が違うことを教えてやる!テーベがこの時代の中心となる!」
ドーリア人「醜い争いをしてるな。私たちは謙虚にスパルタを建設させてもらう。この世を照らすのはスパルタの明かりよ。」
こうして3つの民族に分かれた。
─────────────
アクロポリス(城山)
貴族「私たちはこのアクロポリス城山に神殿を建てるぞ!」
貴族2「構わんよ。ふもとにシノイキスモス集住を作って民を住まわせよう。」
貴族「おっと今いい案が思いついたぞ!集住にアゴラ広場を作って政治などにまつわる集会を開かせよう。」
貴族2「おお!それなら正しく世が回っていくかもしれんな!」
貴族「城壁も伸ばして市域を囲もう。外では田園を作り農業を営む。どうだろうか?」
貴族2「完璧だ。ルールも決めておいた方が民も動きやすいだろう。農業の範囲を予め決めておくのはどうだ?」
貴族「最高だ。成人男性にはクレーロスと称した私有地を与えよう。そこで農業を行ってもらう。」
貴族2「天才だ。きっとこの国は大成するぞ!」
───────── ☆ 日本の核武装は早急に必須です。総務省の、『憲法改正国民投票法』、
でググってみてください。現在、衆参の両議員のそれぞれで、改憲議員が
3分の2を超えています。私たち日本人の、日本国憲法を改正しましょう。
憲法改正国民投票法、でググってみてください。お願い致します。☆☆