「日本を選ぶメリットない」 円安で“格安ニッポン” 若者は出稼ぎへ「海外は夢がある」

日本離れ。

それは外国人に限った話ではありません。

<日本ワーキングホリデー協会 福岡オフィス/福岡市>
◆カナダの語学学校のスタッフ
「カナダの最低賃金がいくらか。日本円に直すと1600円くらい。高級レストランだと時給が伸びたり、チップももらえるかもしれない。稼ぎが非常に高い、というのがカナダのお仕事事情」

海外で語学を学びながら働いて収入も得たいという人のための留学セミナー。

いわゆるワーキングホリデーを希望する18歳から20代の男女6人がカナダの語学学校のスタッフから現地のアルバイト事情などについて詳しく話を聞いていました。

◆参加者
「トロントとバンクーバーで迷っているんですけど…」

◆カナダの語学学校のスタッフ
「トロントは都会です。大きい街です。バンクーバーは時間の流れは若干ゆっくりです。時給ならトロントかな…」

セミナーを主催する団体によりますと、円安が急速に進んだ影響でこの数カ月、一気に問い合わせが増えているといいます。

◆日本ワーキングホリデー協会福岡エリアマネージャー藤田逸郎さん
「前は“英語を学びたい”“文化を知りたい”という人が多かったんですけど、最近本当に『稼げるんですよね?』という理由で来られる方が圧倒的に増えている」

こちらの女性は今年、福岡の会社に就職し営業系の仕事に就いたばかりです。

◆セミナー参加した女性(24)
「コロナの関係で(大学卒業後に)留学できなくてそのまま就職したが、円安の影響で日本にいるより海外に行って稼げるのならこのタイミングかなと思ってセミナに参加しました。チップの話とか最低賃金の話とか日本と全然水準が違うので、夢があるなとすごく思いました」

https://news.yahoo.co.jp/articles/2d7f4ec1c4dfa0cec635be5bba25619c4d75f34b