佐賀県の進学校、県立佐賀西高校で先月行われた模擬試験で高校2年の生徒4人の答案が何者かによって改ざんされ、「正解」となっていたことが分かりました。

佐賀西高校によりますと、先月6日・7日に1年生と2年生のおよそ550人を対象に県下一斉の模擬試験が実施されました。

そして先月10日、採点後の答案用紙が生徒らに返却され、2年生の生徒1人が「自分が解答した状態に手が加えられた形で採点がされている」と放課後、担任に報告し、改ざんが発覚しました。

翌日以降、学校は生徒に返却された答案を見直すよう呼びかけ、その後、同じクラスの3人の生徒の答案用紙にも加筆や書き換えが見つかりました。

改ざんされていたのは同じ科目で、いずれも数字の加筆や書き換えが行われ、不正解が正解になっていました。

採点は科目を担当する教員がカギのかかる部屋で数日にわたり行っていましたが、途中で離席していた時間もあったということです。

現在までに、関与した人物は見つかっていません。

生徒への学習評価には影響しないということです。

佐賀西高校は「何の目的で改ざんを行ったのかも不明。今後は管理を厳正化し徹底していく」と話しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f968559ff8f18214c4cf19a69e61d96e8eb7066a