“大苦戦”永野芽郁『君ここ』と世界を席巻Netflix『ドクタースランプ』に生じた「絶望的な差」の内実


「もちろん好意的な声もあるんですが、五感を失うシナリオが“重すぎて見るのがつらい”という声が多数あり、
また第5話まで事態が全く好転しなかったため、“テンポが悪い”という指摘も多いですね。
リアルタイムで見る視聴者が序盤でどんどん離脱してしまったのが、現在の非常に厳しい数字につながっているのでしょう。


 今や韓流ドラマは世界中で評価されるエンタメコンテンツだが、1月29日からNetflixで独占配信中の『ドクタースランプ』が
ネトフリの週間グローバルトップ10(1月29日~2月4日)のテレビ・非英語部門で1位を獲得。大きな注目を集めている。


『君ここ』と『ドクタースランプ』――もちろん違いも多いが、同じ、高校時代からのラブストーリーで、メイン俳優2人も若い世代に大人気の演技派という点は同じ。
美しい街並みも共通するところなのに、片や世界中で見られるほどの人気作品となり、
片や月9ワースト視聴率を更新してしまいそうな状況……なぜここまで差が開いてしまったのか。

「韓国ドラマは脚本や演出などを徹底的に練りに練って、作品として非常に洗練されていますよね。
とにかく飽きさせない作りになっているし、あまり重すぎないようにコメディシーンも絶妙なタイミングで入れている。そのうえで、
毎回“次どうなるんだろう?”という引きも残しています。日本でもヒットした作品だと、『梨泰院クラス』もそうでしたよね」(前出の制作会社関係者)


 そして違いを感じさせるのが、やはり『ドクタースランプ』の圧倒的なテンポの良さですよね。
同ドラマは1話60分超えと『君ここ』よりも長いのですが、『ドクタースランプ』の方が短く感じるほど。“あっ、もう終わった”という感じになります。

 視聴者を飽きさせない適度なスピード感を、構成、演出、撮影方法……あらゆる面で韓流作品は研究しているのでしょうね。
そして、そのテンポの良さが、良い意味での作品の軽さにつながってくるのではないでしょうか」(前同)
https://news.yahoo.co.jp/articles/05ca1e030338bb3b8e62bd01b0a3c660c34bbfd0