「私の推しも、何かされてたの…?」ジャニーズ問題で小5の娘が情緒不安定に。母親が悩む「性加害を子供に教える」という難問すぎる難問。
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今回、急遽お話を聞けることになったのは、小学5年生の娘を持つ嶋内淳子さん(仮名)。淳子さん本人は特にジャニーズファンというわけではないが、実母がジャニーズファンだった影響を受け、おばあちゃん子の娘は幼い頃からジャニーズ通だという。

「娘が長年熱狂している『推し』は、ジャニーズのメンバーです。別のグループにも好きなタレントさんがいるようですが、一番の推しはその人。

とにかく大ファンで、ファンクラブにも入っていますし、ばあばにはライブなどにも連れて行ってもらっています」

淳子さんの娘は大げさではなく、その「推し」を生きる上での原動力にしている。

「推しが出演したドラマや映画はセリフを覚えるほど何度も見ている娘ですが、いやなことがあった時などにもそういった映像を見て奮起したりして。本当に心の支えにしているような感じです」

淳子さんの娘の推しは、独学で楽器の演奏をマスターした努力家として知られているのだという。

「娘はそのことにも大きな影響を受けています。あの子はコツコツと努力するのが苦手なタイプだったんですが、努力家の推しに恥じない自分でいたいとでも思うようになったのか、徐々に苦手なことや逃げたいことも、諦めずに頑張る姿が見られるようになりました。

こうなると、単なるミーハーではなさそうだ、ということは親にもわかります。娘がアイドルにハマって困ることもありますが、良かったこともたくさんある思います」

件のジャニーズアイドルには、今後も娘の心の支えとしてずっと活躍していてほしい、と願っていた淳子さん。しかし事態は急変し、娘も当然厳しい現実を知ることとなった。

いつも自分を鼓舞してくれる「太陽」だと信じて疑わなかった人が、今後活躍の場を失うのではないか。そう考えた娘は、強い不安を訴えるようになったという。

「今回ジャニーズ元社長の性加害が明るみになり、娘も当然不穏な空気を察知していました。でも、最初は当然自分の推しに何か影響があるとは思っていなかったわけです。ですが、最近になって娘は、所属タレントたちがCMなどの契約を打ち切られるかもしれないという話をしている情報番組を見てしまいました。その番組を見て以来、娘から笑顔が消えたんです」

淳子さんは涙目になり、こう言葉を繋いだ。

「その番組を見ていた時、リビングには主人もいたんですが、悪いことに主人が真顔で『こりゃあ、●●(娘の名前)が好きな子も、社長からひどい目に合わされたかもしれないな』だなんて余計なことを私に向かって言ったんです。私、思わず主人を睨みつけました」

娘は「ママ、こないだから思ってたけど、性加害って何」と淳子さんに向かって心配そうに聞いてきたという。近いうちに聞かれるかもしれないとは思っていたが、その時は言葉も心も準備できていなかった淳子さん。思わず口ごもってしまったそうだ。

「娘は、聞いてはいけないことを聞いたんだ、みたいな、悟ったような表情をしました。娘は大きなため息をついて、そのまま黙って俯いてしまったんです。その辺りからですね、娘が思うように睡眠を取れなくなったのは。タレントさんたちのCM打ち切りの話題が出だしてからですので、すでに1週間ほど娘の不眠状態は続いています」

☆憔悴していく娘、悩む母親。その影響は家庭内に止まらず娘の通う学校にまで……。後編ではさらに追い打ちをかけるかのような小学校事情について詳報していく☆