約1ヵ月前、ハワイの入国審査での恐怖の体験を語るのは会社員のA子さん(29)。

「sightseeing 、sightseeingと観光目的で来たと言っても聞く耳をもたないんです。そして、スマホを見せろって携帯を取り上げられました」

日本語が堪能な係官がLINEをチェックし、何人かの男性とのやり取りを突きつけながら追及してきたという。

ーーこの男たちとの関係は?
「会社の同僚や学生時代の友人です」

ーーいや、特別な関係だろ。

「誰だって何人かの男性とLINEするでしょ、普通に。『この前の飲み会、とても楽しかった。また、やろうね』とか。
いくら反論してもダメなんです。そして、信じられない言葉をぶつけられました」

ーー観光ではなくビジネス、売春目的だな。
男性関係にだらしないと決めつけられ、挙げ句の果てに「売春婦」と侮辱されては、机の上に伏して号泣するしかなかった。
屈強な取調官に囲まれた事情聴取は6時間近くにおよび、ようやく誤解が解けて入国を認められたとはいえ、A子さんの怒りはいまだに収まらない。

「日本人の女性を狙い撃ちしているようで、人種差別ですよ」